死者メーター

物語の中で死んだ人々の数をカウントしていく、ただそれだけのゆるいブログです

映画「もののけ姫」における死者数をカウントしてみた(死者メーター58)

人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。

 

古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。これは、その数をカウントし、死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。その名も「死者メーター」。

 

今回は、スタジオジブリの名作『もののけ姫』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。本作は、ジブリ作品の中で最も暴力描写が多いとされる作品だ。いったい何人が犠牲になっているのだろうか。さっそく確認していこう。

 

目次

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【あらすじ】

エミシの村を、荒ぶる神「タタリ神」が襲った。村を護るため、少年アシタカはそのタタリ神を討つが、代償として呪いを身に受けてしまう。呪いを解く手がかりを求め、アシタカはタタリ神が来たとされる西の地へ旅立った──。

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【ストーリーの流れ①(ネタバレ注意)】──タタリ神

中世期の日本。山に住まう獣は、すべて身体が大きく人語を解した。人々は、その存在を「神」「もののけ」として畏れていた。

 

人里から遠く離れた山奥にある「エミシ(蝦夷)」という村に住む青年アシタカは、村のはずれにある見張り台までヤックルを駆けさせていた。途中で出会った村の少女たちによると、見張り役が「森の様子がおかしい」と話していたという。

見張り台の櫓から森を見やったアシタカは、異様な気配がこちらに迫りつつあるのを感じ取る。気配の持ち主は、「タタリ神」だった。

 

タタリ神とは、強い恨みや未練を抱いた神が醜悪な怪物に変貌を遂げたもので、全身をどす黒い不気味な触手で覆われており、身体に触れたものをたちどころに腐敗させてしまうという凄まじい怨念を持つ。アシタカは、村の少女を襲おうとしたタタリ神と対峙し、これを討った

 

その代償としてアシタカは手傷を負い、タタリ神の呪いを受ける。右腕に大きな痣として残った呪いは、いつか全身に拡がって持ち主に死をもたらすという恐るべきものだった。

その日の夜、村の主だった者たちが会合を開き、今後の方策について話し合った。村の長老であり巫女でもあるヒイ様が占ったところ、村を襲ったタタリ神ははるか西方の地から訪れたものだという。さらに呪いの原因は、何者かに「鉄の礫(つぶて)」を体内に撃ち込まれた巨大な猪が死を恐れるようになり、その原因を作った人間に恨みと憎しみを抱いてタタリ神へと変貌し、その憎しみと苦しみがアシタカに乗り移ったものと喝破した。

 

ヒイ様は、西方に赴けばもしかすると呪いを解く道が見つかるかもしれないとアシタカに告げる。アシタカは呪いを解くため村を出る決心をし、タタリ神がやって来た西へと向かった。

 

【ストーリーの流れ②(ネタバレ注意)】──西へ

通りかかった小さな集落で、戦(いくさ)が行なわれていた。このとき、村人1名が野武士らしき男に槍で殺害されている。野武士の集団はアシタカの姿を見い出すと、矢を放ってきた。「トラブルに巻き込まれるのはごめんだ」とばかりにアシタカはその場から立ち去ろうとするが、前方の小道で、今まさに刀で斬り捨てられようとしている女性を発見、アシタカはその女性の命を救うべく、野武士めがけて矢を放とうとした。その瞬間、右腕の痣が暴れ出した。呪いを受けたアシタカの右腕は、 怒りや恐怖を感じると激しく反応し、制御が効かないほど暴力的に振る舞うよう変貌を遂げていたのだ。

 

その腕から放たれた矢はすさまじいスピードと力を秘めており、野武士の両腕を吹き飛ばした。この野武士は、出血多量で死亡したはずである。アシタカはさらに、馬で追ってきたもう1名の野武士の首を矢で吹き飛ばしている。アシタカは集落からの脱出に成功、その怪物的な力を目撃した野武士は、「鬼だ」と呟き畏怖する。

 

さらに西へ向かったアシタカは、町に到着した。見慣れぬ衣装をまとっていたアシタカは人々の目を引き、アシタカのまわりに人だかりができる。通貨を所有していないアシタカは、米の代金を砂金で支払おうとしたが、売り子は受け取りを拒否。困っていたアシタカを、「ジコ坊」と名乗る不思議な僧が助けた。

縁ができたアシタカとジコ坊は、その日の夜、野営をともにする。ジコ坊はアシタカに危ないところを助けられたと話し、聞けば、野武士が襲撃していた集落に滞在していたのだという。ジコ坊からアシタカは、はるか西の人を寄せ付けぬ地に「シシ神」という神が住まう森があるという話を聞く。呪いを解く手がかりを求めて、翌日の早朝、アシタカはシシ神が住まう森を目指して出発した。

 

【ストーリーの流れ③(ネタバレ注意)】──謎の少女

米俵など大量の物資を運んで険しい峠を越えようとしていた「エボシ御前」の一行を、2頭の山犬とその背に乗った小柄な人間が襲う。エボシは襲撃を予想しており、準備を万端整えていた。迫りくる山犬たちに対し、護衛の者らがいっせいに「石火矢(銃のようなもの)」を放つ。2頭の山犬は退散したが、彼らは、エボシたちの注意を一点に引き付けておくための囮に過ぎなかった。

別の方角から、巨大な山犬が隊列を目がけて突っ込んできた。その巨大な山犬は、2頭の山犬の母親で、「モロ」と呼ばれていた。モロは数人(目視確認で4人)の牛飼いと数頭の牛を谷底に突き飛ばし、エボシのもとに殺到する。待ち構えていたエボシが狙いを定めて石火矢を放つと、弾丸がモロの首筋に命中、モロは谷底に転落していった。

その頃、アシタカは現場付近の川のほとりを歩いていた。アシタカは、谷底に転落し流されたと思われる牛飼いの男性2名を救助、その近くで巨大な山犬の姿を目撃する。それはエボシに撃たれて転落したモロだった。モロに谷底へ突き落とされた牛飼いは計4名で、アシタカが救助したのは2名である。よって、2名の牛飼いを死者としてカウントしておく。

 

岩陰に身を潜め様子をうかがうと、谷底に転落した山犬モロと2頭の山犬、謎の少女の姿があった。アシタカは岩陰から姿を現し、「シシ神の森に住む神か?」と尋ねたが、少女らは返事をせず、ただ「ここから去れ」とアシタカに促し森の奥深くに消えた。

 

アシタカは、救助した2人の男性のうち、一人をヤックルの背に乗せ、もう一人を自らおぶって森のさらに奥へ向かう。森は、「コダマ(木霊)」と呼ばれる精霊で満ち溢れていた。助けた男性によると、このコダマが「シシ神」を呼ぶという。途中の池で一休みしたアシタカは、強烈な存在感を放つ何者かの気配を感じ取った。気配がした方向に目を向けると、巨大な鹿(シシ神)がアシタカを見ていた。そのときアシタカの右腕が激しく暴れ出す。

(ジブリ/もののけ姫) 大きな貯金箱 (コダマ)

(ジブリ/もののけ姫) 大きな貯金箱 (コダマ)

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シシ神が姿を消した後、アシタカは再び歩き出す。どういうわけか身体が軽くなっていることに、アシタカは驚く。ヤックルの背に乗る男は腕を骨折していたが、シシ神との遭遇後、いつの間にか治癒していた。アシタカ一行は、森を抜けることに成功する。

 

【ストーリーの流れ④(ネタバレ注意)】──タタラ場

アシタカらが森を抜けると目の前に湖が広がっており、対岸に城塞都市然とした村が見えた。そこは、アシタカが助けた牛飼いたちが暮らす「タタラ場」という村だった。渡し舟でタタラ場に到着したアシタカを、タタラ場の人々は物珍しそうに眺める。「ゴンザ」という名の豪傑は、今まで誰も通り抜けたことがないとされるシシ神の森から、重傷を負った大の男2人を連れてやって来たアシタカを「もののけの類」ではないかと疑ってかかった。

 

タタラ場を治めていたのは、エボシ御前だった。そのため、村は「エボシタタラ」と呼ばれていた。そのエボシの計らいにより、アシタカは歓待される。夕食に招かれたアシタカは、牛飼いたちからエボシタタラの成り立ちや概要を聞いた。

 

タタラ場では、砂鉄から鉄を生成していた。現代でいうところの、製鉄所である。鉄作りは女性たちの仕事であり、生産した鉄を売って、生活に必要な物資を購入していた。牛飼いらは、荷を運搬する役割を担っているという。

 

鉄作りに必要な砂鉄を採取するためには、森を切り開く必要がある。タタラ場周辺の山は「ナゴの守」と呼ばれる巨大な猪が主(ぬし)として君臨しており、それまで人間を寄せ付けなかった。そこへエボシが(砲術のプロフェッショナルたる)石火矢衆を引き連れて現れ、ナゴの守を追い払ったという。

 

そのときエボシが放った弾丸はナゴの守を直撃。アシタカに呪いをかけたタタリ神は、そのナゴの守の変わり果てた姿だったという事実をアシタカは知る。山を追われたナゴの守は恨みと憎しみの塊となって走り出し、エミシの村までやって来たのだ。

 

エボシタタラは鉄を売るだけでなく、作った鉄を使って石火矢を自力で製造していた。理由は、土地を取り戻すために辺りをうろついているもののけたちや、鉄をつけ狙う地侍からエボシタタラを護るためだという。

鉄炮と石火矢 日本の美術 (No.390)

鉄炮と石火矢 日本の美術 (No.390)

 

エボシと話したアシタカは、憎しみを広げるなと説くが、鉄を作り続けなければ、エボシタタラで暮らす人々の生活が成り立たなくなる。エボシは、売られた娘や不治の伝染病に侵され追放された人々をタタラ場に引き取り、仕事を与えていた。森を壊せばもののけたちが棲処を追われ、鉄を作れなければ村人たちは生きていく術を失う。アシタカは困惑する。

 

夜更け、エボシがタタラ場の外に向けて石火矢を放つと、木を植えに来ていた猩々(しょうじょう=猿神)たちが、クモの子を散らすように逃げ去った。エボシは、もののけたちに力を与えているシシ神を倒せば、もののけはただの獣に成り下がり、相対的に人間の力が増すためこの地に豊かな国を築くことが可能になると言い、山犬に心を奪われた「もののけ姫」も人間に戻るだろうと続けた。そのもののけ姫に、エボシは「一族(もののけ)の仇」として命を狙われ続けているという。

 

【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】──山犬の姫

その頃、もののけ姫は2頭の山犬を引き連れてタタラ場に向かっていた。目的は、エボシを殺害するためである。エボシタタラを見下ろす高台に到着したもののけ姫らは、一気に駆け下る。タタラ場で働く女性陣と話をしていたアシタカは、もののけ姫らが放つ野性の殺気を敏感に感じ取った。

 

もののけ姫は、エボシタタラへの侵入に成功。石火矢衆1名を、曲輪から突き落としている。頭から落ちているので、おそらく死んでいるだろう。死者1名をカウントする。もののけ姫は人間とは思えぬすばしこさでタタラ場内を走り回るが、石火矢衆や住人らの反撃に遭って追い詰められ、高さ数十メートルはあろうかという高殿の大屋根の上に身を潜めた。

 

もののけ姫来襲の報を受けたエボシは、2名の女性をしたがえて、高殿の前に姿を晒した。女性2人は、石火矢を携えている。エボシによれば、2人の女性は夫を山犬に食い殺されており、復讐の機会を待っていたのだという。というわけで、女性たちの亡き夫2名を死者としてカウントする。エボシが「決着をつけよう」と促すと、潜んでいたもののけ姫がすっくと立ちあがり、その姿を現した。

 

もののけ姫は、小刀を構えると、眼下のエボシ目がけて駆け出した。アシタカは止めに入ろうとしたものの、石火矢衆が放った石火矢に阻まれる。石火矢は大屋根に着弾し、その衝撃と風圧でもののけ姫は意識を失い、屋根の上をコロコロと石のように転がり始める。そして地面に落下。ヨロヨロと立ち上がったもののけ姫目がけて、石火矢を構えていた女性が発砲した。つぶてはもののけ姫の顔面に命中、もののけ姫がつけていた仮面を粉々に砕き、もののけ姫は意識を失って倒れこんだ。

タタラ場の住人がいっせいにもののけ姫にとどめを刺そうと殺到するが、アシタカが間に割って入った。アシタカがもののけ姫の身体を揺さぶると、もののけ姫はすぐに意識を取り戻し、アシタカに斬りかかる。

 

アシタカをやり過ごしたもののけ姫はエボシに向かって突進、タタラ場の住人が取り囲む中、2人は剣を交える。誰も戦いを止めようとしないことに怒りを感じたアシタカの右腕(の痣)から、無数の触手が姿を現す。エボシともののけ姫に手刀を浴びせて気を失わせたアシタカは、もののけ姫の身柄を預かると宣言した。

 

もののけ姫を抱えてその場を離れようとしたアシタカに向けて、未亡人が誤って石火矢を発砲してしまい、弾丸がアシタカの腹部を貫通する。大量出血にもかかわらず、アシタカは何事もなかったかのようにタタラ場を後にした。

 

【ストーリーの流れ⑥(ネタバレ注意)】──シシ神の森

タタラ場を出たアシタカは、ヤックルに跨ると、もののけ姫を迎えに来た2頭の山犬とともに森へ向かった。しかし途中で意識を失い、ヤックルの背から転げ落ちる。それを見た山犬がアシタカに襲い掛かるが、ちょうど意識を取り戻したもののけ姫が制止した。

 

死に瀕したアシタカの喉元に刃を突き付けたもののけ姫は、「なぜ自分を助けたのか」と尋ねる。アシタカの「君は美しい」という答えにもののけ姫は動揺し、アシタカにとどめを刺すことを躊躇する。

 

そこへ猩々たちが現れ、「アシタカの身体を寄越せ」と要求する。狙いは、アシタカの身体を食すことで、人間のパワーを手に入れることにあるという。もののけ姫は、人間を食べてしまったら猩々ではなくなってしまう、と諫める。けっきょくもののけ姫は、アシタカの身柄をシシ神に委ねることにした。

 

瀕死の重傷を負ったアシタカを、もののけ姫はシシ神の棲処へ連れていく。シシ神とは不老不死の神の長で、姿形は大きなカモシカに似ていた。昼間はカモシカの姿として現れ、夜になると、唐草紋の文様をまとった青白い半透明の巨人「デイダラボッチ」に変貌する。現れたシシ神(昼の姿)は、アシタカの身体をたちどころに癒した。シシ神がアシタカを助けたことから、もののけ姫もアシタカを助ける決心をした。

 

一方、ジコ坊は狩人を引き連れて、シシ神の森に潜入していた。ジコ坊は天朝(朝廷)の命を受けて、シシ神退治を企図していたのである。彼はただの僧ではなく、密命を帯びて各地で暗躍する忍者のような存在らしい。彼らはシシ神の棲処を確認した後、その場を去るが、翌日、無数の猪が森の中に集結している光景を目撃する。猪たちを率いているのは、鎮西(九州)を治めていた500歳の巨大猪神「乙事主(おっことぬし)」だった。乙事主は、シシ神の森から人間を追い払うため、はるばる海を越えてやって来たのである。

乙事主らの一団は、シシ神の棲処とされる泉にやってきた。 そこにもののけ姫、そしてアシタカという2人の人間の姿を見て、猪は驚愕する。出迎えたモロに、猪たちは「なぜ人間が」と怒り交じりに尋ねる。もののけ姫が事の経緯を説明したところ、猪たちは「なぜシシ神はナゴの守を助けず、人間を助けたのだ」とさらに激昂する。

 

そこへリーダーの乙事主が現れる。乙事主の目は白内障に侵され、視力が著しく低下していた。アシタカは、乙事主にナゴの守の最期の様子を伝えた。乙事主は話の分かる猪らしく、もののけ姫の存在を知っていて許し、かつ、アシタカの話を素直に聞き入れ、一族からタタリ神が出たことを悲しむとともに、ナゴの守の死を受け入れた。

乙事主は、人間たちに対し「猪突猛進」をしかけて最後の抵抗を試みるといい、一族がことごとく滅んでも誇りを見せると続けた。モロは自重を促したが、乙事主はすでに覚悟を固めており、耳を貸そうとしなかった。

 

【ストーリーの流れ⑦(ネタバレ注意)】──もののけ姫の謎

その頃、エボシは石火矢衆を引き連れて、地侍たちと戦っていた。その地侍たちは、アサノ公方という豪族がけしかけたものらしい。アサノ公方は、エボシタタラが生産する鉄をかねてから虎視眈々と狙っていたのだ。

 

エボシ率いる石火矢衆が放った攻撃により、地侍の(少なくとも)7名が戦死している。うち2名は、エボシが自ら首級を上げている。戦場を俯瞰でとらえたシーンでは、無数の人影らしきものが地面に伏している描写があるが、生死の区別がつかないため無視することとする。

 

その後のエボシとジコ坊との会話により、エボシらが戦っていたのは、アサノ公方に唆された地侍たちであること、アサノ公方は鉄を半分よこせと要求してきていることが判明する。そして、エボシが朝廷からシシ神退治を請け負っていること(それと引き換えに、エボシタタラの経営権というか自治権のようなものを認められているようだ)、石火矢衆を借り受けていることなどが示唆されている。

 

ジコ坊は朝廷直属の「師匠連」と呼ばれる組織に属しているようで、配下に「唐笠連」「石火矢衆」などの部隊を抱えている模様。このときジコ坊は、配下組織の「唐笠連」に加え、「ジバシリ」と呼ばれる謎の狩人の一団を帯同しており、エボシの許可を得てエボシタタラに入場させた。

 

ジコ坊から朝廷の書き付け(内容は不明だが、シシ神退治の許可証か命令書のようなものだろう)を提示されたエボシは、シシ神退治の準備を進める。ジコ坊によれば、シシ神の首には不老不死の力が宿っており、天皇がそれを欲しているという。エボシはシシ神の首に興味はない様子だったが、退治することにより森をさらに切り開くことが可能になるため、退治に賛同していた。目的は別だったが、利害が一致していたのである。

 

エボシは、タタラ場の女性たちに守りを固めさせ、自らジコ坊や唐笠連、ジバシリ、タタラ場の男たちを引き連れてシシ神の森へ向かう。エボシは女性たちに「もののけよりも、人間のほうが怖いから気をつけなさい」と注意を促し出発した。

 

一方、何日も眠り続けていたアシタカは夜中に意識を取り戻す。そこは洞窟のような場所だった。隣にはもののけ姫が寝ており、どうやら彼女のねぐらのようだ。傷ついたアシタカを、もののけ姫が介抱してくれていたものらしい。外に出てみると、眼下に豊かな森が広がっていた。そこでモロと話したアシタカは、もののけ姫(サンという名らしい)の真実を知る。

サンは赤ん坊のころに、モロら獣神を恐れた人間たちによって、生贄のために差し出された存在なのだという。モロはサンを哀れに思い、実の娘のように育てててきたのだ。そうした経緯もあり、モロは人間を憎んでおり、なかでも、自分たちの棲処やシシ神を狙うエボシを仇として狙い続けていた。

アシタカは、サンを解放しろと迫るが、モロは一蹴する。モロは人間(エボシやジコ坊ら)がシシ神を殺すために集結していることを掴んでおり、じきに決着がつく(=山犬の一族が滅ぶ)ことを予期していた。アシタカは洞穴に戻ると、サンが起きていた。アシタカを介抱していくうちに、サンは少しずつ人間性を取り戻していく。

 

翌朝、目を覚ますと隣からサンの姿が消えていた。傍らに、アシタカの装備一式と食料のようなものが置かれていた。サンが用意してくれたものらしい。洞穴を出ると、ヤックルが待っていた。

 

ヤックルに跨ったアシタカは、モロの子の案内で森の中を歩いていく。途中、森が静かさに包まれていることをアシタカは訝った。沢に到着すると、風に交じってタタラ場の匂いが漂ってきた。アシタカは、案内役の山犬に礼を言うと、自ら身につけていたお守りの小刀を外し、サンに届けてほしいと託した。

 

その頃、武装したサンはもう1頭のモロの子に跨り、偵察に出かけた。モロと合流し高台から下方を見下ろすと、黒煙が森を覆っていた。人間たちがあえて煙を焚いて悪臭を漂わせることで、森に潜んでいる猪神の大群をおびき出そうと考えているらしかった。

それを見たモロは「何か大きな仕掛けがある」と看破する。サンは乙事主たちとともに戦うことを決意、母であるモロに別れを告げる。モロは「お前にはアシタカと生きる道も残っているが」と選択肢を提示したが、サンは受け付けなかった。そこへ、アシタカをふもとまで案内した山犬が合流、アシタカから預かった小刀をサンに手渡す。サンはそれを身につけた。

もののけ姫 ミニ置時計 サンのお面の上で

もののけ姫 ミニ置時計 サンのお面の上で

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【ストーリーの流れ⑧(ネタバレ注意)】──戦い

モロの2頭の子とともに、サンは猪一族に合流。サンは、乙事主の姿を探し求める。森は風雲急を告げていた。

 

アシタカがシシ神の森を抜け、タタラ場そばの湖まで戻ってくると、対岸のタタラ場で戦いが行なわれていた。シシ神退治に出かけたエボシの不在を狙って、アサノ公方が軍を送り込んできたのだ。急ぎタタラ場へ向かおうとするアシタカを侍が阻もうとするが、アシタカはうまくそれをやり過ごす。アシタカがヤックルとともに湖を泳いで渡る途中、タタラ場の住民と思われる死体が湖を漂ってくる

 

タタラ場の曲輪の下にたどり着いたアシタカは、タタラ場のトキや甲六らから、エボシがシシ神退治に出かけていることを聞く。しばらく攻撃を凌いでくれと伝えたアシタカは、エボシを呼び戻すためにその場を離れる。ヤックルに跨ったアシタカに、アサノ公方軍が4騎の追っ手を放った。

 

シシ神の森方面に向かったアシタカは、焼け野原と化した野山を目撃する。そこから生き物が焼ける匂いが漂い、アシタカは顔をしかめる。次の瞬間、後方から飛んできた矢がヤックルの臀部を直撃。アシタカとヤックルは斜面から転がり落ちる。そこを騎馬侍2人が襲うが、アシタカは返り討ちにして屠る。残る2騎も迫ってくるが、1騎を弓矢で仕留めると、もう1騎は恐れをなしたのかその場から立ち去った。

 

エボシ軍ともののけ軍の戦場となったと思われる焼け野原に到着すると、15人の男性(タタラ場の住人)と猪神8体の遺体が横たわっていた。男たちの話によれば、「まだ何人も土の中に埋まっている」という。唐笠連は、タタラ場の住人を囮にして猪神をおびき寄せ、地面ごと爆薬で吹き飛ばしたものらしかった。アシタカがタタラ場が襲われている旨を伝えると、男たちは驚いた。

 

この後、男性の回想をもとに、猪たちとエボシ軍の激突の様子が描写されている。およそ100頭の猪が爆薬で吹き飛ばされ崖の上にいたタタラ場の住人(石火矢衆の可能性もあるが)と思われる男性2名が、猪に崖から突き落とされている

 

アシタカは、近くから何かが動く気配を感じ取り、気配がする方向へ向かった。そこに、猪の死体の下敷きになっていたモロの子が、脱出しようともがいている姿があった。アシタカはモロの子を助けるため奮闘するが、いかんせん猪の体が重すぎてどうにもならない。山犬を助けようとするアシタカを「もののけの類」と怪しんだ唐笠連のメンバーが、吹き矢でアシタカを射殺そうとする。しかしタタラ場の男性たちが蜂起し、唐笠連の面々は袋叩きに遭って昏倒する。

 

タタラ場の住人達が協力して猪の死体を持ち上げ、モロの子を自由にする。住人たちにヤックルを預けると、アシタカはモロの子とともにサンのもとへ向かった。

【ストーリーの流れ⑨(ネタバレ注意)】──生と死

戦いで深手を負った乙事主は、シシ神に助けを請うため、サンとともにシシ神の森の奥深くを目指していた。乙事主がシシ神のもとへ向かうだろうと予想したジバシリたちが、その後を密かに尾行していた。ジバシリは尾行を察知されぬよう、猪の戦士たちの遺体から生皮を剥ぎ、それを身に着け猪に偽装していた。しかしその異様な雰囲気は隠しようがなく、サンとモロの子は、何者かが背後からひたひたと迫ってくる気配を敏感に感じ取っていた。

 

サンが後ろを振り返ると、偽装した猪が姿を現した。サンはその正体にすぐ気づいたが、重傷を負って余裕がなくなっている乙事主は偽物と気づかず、黄泉の国から戦士たちが復活したと勘違いし、勇んで走り出してしまう。しかし途中で力尽き、倒れ伏す。その乙事主を、猪に偽装したジバシリが取り囲んだ。乙事主を護るため、槍を構えたサンが立ちはだかる。

 

そのとき、どこからか山犬の遠吠えが聞こえてきた。遠吠えの主はアシタカと行動をともにしていたモロの子で、サンに呼び掛けてきたのだ。サンは、アシタカが自分を探していることを知った。

 

ジバシリが乙事主に近づくと、乙事主は自分を取り囲む猪の戦士の正体に気づく。怒りと悲しみ、孤独感に苛まれた乙事主は、タタリ神へ変貌を遂げてしまう。サンはそれを防ごうとするが、ジバシリの投石で気を失い、タタリ神化した乙事主に取り込まれてしまう。怨念のパワーを手に入れた乙事主は立ち上がり、シシ神がいる泉を目指して力強く歩き出した。

サンの危機を知ったアシタカとモロの子は、全速力で走り出す。途中、シシ神退治に向かっていたエボシ一行と出会う。アシタカは、タタラ場が侍に襲われていることを伝え、すぐ引き返すようエボシを説くが、エボシは聞く耳を持たなかった。

 

一足早く、アシタカがシシ神の泉に到着した。泉には、モロが横たわっていた。生死は不明である。アシタカは、大声でサンの名を呼ぶ。タタリ神化した乙事主に取り込まれたサンの耳に、アシタカの声が届いた。サンは声を振りしぼって、アシタカに助けを求める。声がしたほうへアシタカが走り出すと、闇の奥から赤い触手に包まれた乙事主、そして猪に偽装したジバシリたちが現れた。

 

アシタカは、乙事主の前に立ちはだかる。我を忘れている乙事主は、暴れ出そうとした。乙事主に取り込まれたサンの姿を確認したアシタカは、救出のため乙事主の身体に飛び乗り触手を掻き分ける。それを止めようとジバシリらがアシタカを攻撃するが、モロの子2頭が現れて、アシタカを援護する。乙事主が暴れ、アシタカはその身体から振り落とされ、泉に落ちてしまう。

 

それまで横たわったまま顛末を見守っていたモロが、その巨体を持ち上げる。どうやらモロは、死んだふりをしてエボシを待ち構えていた様子である。死期が近いのか、モロの外見は精彩を欠いていた。

 

モロは乙事主に噛み付き、取り込まれていたサンを咥える。もののけたちのその様子を、到着したエボシやジコ坊らが陰から窺っていた。そのときだった。泉中央の小島に、シシ神が姿を現した。畏怖を覚えたのか、ジコ坊の全身から汗が噴き出す。

 

シシ神は水面を歩き、乙事主とモロのもとへ向かう。湖底に沈んでいたアシタカが意識を取り戻して水面に浮上すると、前方からシシ神が歩いてきた。次の瞬間、エボシの石火矢が火を噴き、シシ神の顔を貫通する。しかしシシ神はすぐに復活し、再び歩き出した。アシタカは絶叫し、エボシにシシ神退治を思いとどまらせようとする。

 

モロは、サンの身体をアシタカに預けた。アシタカは、触手の残骸で汚れたサンの身体を泉に沈め、身を清めようとする。シシ神に息を吹きかけられた乙事主は息絶え、そばにいたモロも力尽きて倒れ伏した

 

月の光を浴びたシシ神は、夜の姿であるデイダラボッチに変身しようとする。デイダラボッチになられると歯が立たなくなるため、ジコ坊は焦る。そのときエボシが走り出し、シシ神めがけて石火矢を放った。石火矢は巨大化しようとしていたシシ神の首の付け根のような部分に命中、シシ神の首と胴体が離れる。その瞬間を目撃したサンは、悲鳴を上げた。

 

【ストーリーの流れ⑩(ネタバレ注意)】──デイダラボッチ

首を取られたシシ神の胴体から、ドロドロとした黒い液体ようなものが溢れ出し、周囲に四散した。この液体には命を奪う作用があると見られ、液体に触れたタタラ場住人5名と唐笠連のメンバー3名を即死させている。周囲に飛び散った液体はぶくぶくと膨れだし、再び集まろうとそれぞれが蠢き出した。

 

エボシは、地面に落ちていたシシ神の首を拾い上げ、ジコ坊に呼かける。ジコ坊が鉄製の首桶の担ぎ手とともにエボシのもとにかけつけると、液体に触れたタタラ場住人1名と唐笠連のメンバー1名が即死した。エボシがシシ神の首をジコ坊に預けた次の瞬間、黒い液体に首と胴体を寸断されたモロが覚醒し、最後の力を振り絞って頭部だけでエボシのもとへ殺到、噛み付いて右腕をむしり取る。黒い液体に飛び込んだモロは絶命した。ゴンザが駆け寄り、エボシの身体を支える。

 

黒い液体に囲まれたエボシとゴンザを、アシタカが救う。アシタカは2人を連れて池底を移動、対岸にたどり着く。そこでは、サンとモロの子2頭がアシタカの帰りを待っていた。エボシの姿を見て、サンは敵意を剥き出しにする。激昂したサンは、持っていた小刀で誤ってアシタカを刺してしまう。アシタカはよけずにそれを受け止めた。

 

アシタカは、エボシを止められなかったことを謝罪したうえで、サンに助力を請うた。サンはすでに絶望していたが、アシタカの言うことに従う。振り返ると、黒い液体は集合し、「首なし」のデイダラボッチとして巨大化しようとしていた。

 

デイダラボッチは、奪われた首を探し求めて、森中に手を伸ばす。デイダラボッチが触れた樹々は、次々に枯れていった。シシ神の首を入れた桶を担いで、ジコ坊らは一目散に逃げ出す。蓋をした桶の中で、シシ神の首が動き出そうとしていた。首はデイダラボッチを呼び寄せようとしていたのだ。

 

その頃、タタラ場では戦いが一段落し、膠着状態が訪れていた。このとき、曲輪の下に12名の侍が横たわっている描写がある。戦死したものとしてカウントしておく。アサノ公方軍の再襲来に備えていたタタラ場の女性たちは森が騒々しいことに気づき、寝ていた者すらその不気味な気配を察して起き出した。森のほうを見やると、黒い液体が津波のように押し寄せてきており、その後ろから、立ち上がった首なしデイダラボッチの巨体がまっしぐらにタタラ場を目指して歩いてくる姿が見えた。

 

デイダラボッチの登場に、アサノ公方軍は尻尾を巻いて逃げ出すが、トキらはタタラ場で踏ん張ろうとする。そこへ山犬に乗ったアシタカが現れ、トキらに対し、湖の上への避難を呼び掛ける。アシタカはジコ坊からシシ神の首を取り戻すため、すぐにその場を離れる。アシタカは、デイダラボッチに首を返すことを考えていたのだ。

 

タタラ場の女性たちは、トキの指示にしたがって、すぐに避難を開始する。黒い液体は、すさまじいスピードでタタラ場をのみ込んでゆく。死んだ描写はないが、左手に籠のようなものを持った太めの女性は、確実に逃げ遅れたと断言できるため、死者としてカウントしておく。次に、トキの指示どおりに避難しなかったタタラ場の女性11名が黒い液体に殺されている。黒い液体に覆われたエボシタタラは、完全に瓦解した。

 

アシタカとサン、モロの子2頭は、シシ神の首を求めてジコ坊のもとへ急ぐ。丘の斜面を登っていたジコ坊らを発見したアシタカとサンは、彼らの前に立ち塞がった。ジコ坊はアシタカに掴みかかり、もう一人の唐笠連のメンバーがサンに襲いかかる。その隙に、2名の担ぎ手がシシ神の首をどこかへ運ぼうとする。しかし、デイダラボッチが手を伸ばし、2名の行く手を塞ぐ。観念した2人は首桶を放棄して、一目散に逃げ出した。

 

持ち主を失った首桶は斜面を転がり出す。それをジコ坊が身体で受け止めるが、勢いを止められず、一緒に転がり落ちていってしまう。アシタカとサン、そして唐笠連のメンバー1名(サンを攻撃した人物)がその後を追う、というか、実態としては、迫りくる黒い液体から逃げようとする。

 

ジコ坊(と首桶)は、突き出た岩の上に乗り上げて停止した。デイダラボッチは朝日を浴びると消滅するため、ジコ坊はその岩の上で日の出の到来を祈る。そこへアシタカらが到着。アシタカは、首を返上するようジコ坊を説得した。折れたジコ坊が首桶の蓋を開けると、シシ神の首は黄金色の液体で満たされていた。

 

首を取り出したアシタカとサンは、頭上高くそれを掲げた。首から垂れる黄金色の液体に触れたアシタカとサンの身体は、痣に包まれていく。デイダラボッチは身を乗り出し、アシタカとサンが掲げた首と一体化。デイダラボッチは完全体として復活を遂げる。

 

湖上に避難していたトキらが、動かなくなったデイダラボッチの様子を不審がる。そこへ、重傷を負ったエボシらが戻ってきて合流した。

 

そのとき日の出が訪れた。陽の光に触れたデイダラボッチは倒れて消滅、すさまじい衝撃波と暴風が発生し、周囲のものをすべて吹き飛ばしていった。

 

風をやり過ごしたタタラ場の住人が辺りを見回すと、黒い液体によって枯れ果てたはずの野山が、再び豊かな緑で覆われていた。タタラ場の高殿すらも緑に包まれていた。

 

意識を失っていたアシタカとサンが目を覚ますと、草むらの中にいた。サンは「緑がもどっても、以前と同じシシ神の森ではない」と嘆くが、アシタカは「シシ神は生命そのものだから、死ぬことはない」と慰める。見れば、アシタカの痣が消えようとしていた。アシタカによれば、シシ神に生きろと言われたのだという。

 

アシタカは、森と人間が共存できる道を探るため、タタラ場に残って力を尽くすことを決意。山犬に乗って森の奥へ戻るサンに「会いに行く」と伝えると、サンは嬉しそうに笑い、モロの子らとともにその場から走り去った。

 

タタラ場では、住人たちがエボシを取り囲む。それまで敵対視していた山犬に助けられたエボシは自嘲気味に笑い、以前よりも良い村を新たに作ろうと皆に呼び掛けた。

 

そしてエンドクレジット。

たった2時間程度の映画なのに、盛り込まれている情報量が膨大で驚かされた。さすがスタジオジブリというか宮崎駿氏。唸らされた。

 

この作品の死者数をまとめると以下になる。

見方は、死者──殺人者/死因 である。

 

【確定死者数】

(参考)ナゴの守──アシタカ/弓矢

村人1名──野武士?/槍

野武士1名──アシタカ/弓矢で両腕をもぎ取られる

野武士1名──アシタカ/弓矢で首を吹き飛ばされる

牛飼い2名──山犬モロ/谷底に突き飛ばされる

石火矢衆1名──もののけ姫サン/曲輪から突き落とされる

タタラ場女性の亡き夫2名──山犬/食い殺される

地侍5名──石火矢衆/石火矢

地侍2名──エボシ御前/石火矢

タタラ場の男性──不明/不明

アサノ公方軍の侍1名──アシタカ/剣で腕を斬り落とされる

アサノ公方軍の侍1名──アシタカ/弓矢

アサノ公方軍の侍1名──アシタカ/弓矢で首を吹き飛ばされる

タタラ場の住人男性15名──唐笠連/爆薬

タタラ場の住人男性2名──猪/崖から突き落とされる

(参考)乙事主──シシ神/命を吸い取られる

石火矢衆5名──デイダラボッチ/黒いドロドロに触れる

唐笠連のメンバー3名──デイダラボッチ/黒いドロドロに触れる

石火矢衆1名──デイダラボッチ/黒いドロドロに触れる

唐笠連のメンバー1名──デイダラボッチ/黒いドロドロに触れる

(参考)モロ──デイダラボッチ/黒いドロドロに触れる

アサノ公方軍の侍12名──不明/不明

左手に籠を持った女性──デイダラボッチ/黒いドロドロに触れる

タタラ場の女性11名──デイダラボッチ/黒いドロドロに触れる

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

【計70名】 +ナゴの守+猪神108頭+乙事主+モロ

 

この物語を成立させるために、今日も多くの人が殺された。

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