機動戦士ガンダム第1話『ガンダム、大地に立つ』で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター1)
人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。
古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。
これは、その数をカウントし、死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。
その名も「死者メーター」。
記念すべき第一回は、名作アニメ『機動戦士ガンダム』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。戦争を扱ったアニメだけに、さぞたくさんの人が殺されているに違いない。まずは第1話「ガンダム、大地に立つ!」から。
目次
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
【あらすじ】
宇宙世紀0079.人類は増えすぎた人口の一部を宇宙に移民させ、宇宙都市のコロニーを第二の故郷として生活を営んでいた。地球から最も遠く離れたコロニーである「サイド3」はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に対して独立戦争を挑む。
地球連邦軍とジオン軍の戦いは激烈を極め、開戦からたった1か月で、総人口の半分が失われた。戦争は膠着状態に陥り約8か月が経過したころ、地球連邦軍の極秘作戦「V作戦」を嗅ぎ付けたジオン軍のシャア・アズナブル少佐は、V作戦の実態を調査するため、コロニー「サイド7」にモビルスーツ・ザクを3機潜入させる──。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】
冒頭のナレーションでいきなり「総人口の半分」が殺されたことが説明される。総人口がそもそも何人なのかわからないので、この死者数は参考数値として記録しておこう。
さて、話は進んで、すぐに人が殺される。
偵察のみが任務だったジオン軍のザク3機だったが、功を焦るジーン伍長が、上官であるデニム曹長の静止を振り切り、連邦軍施設に攻撃を仕掛けてしまう。デニム曹長はジーン伍長を追うが、スレンダー軍曹は命令を忠実に守ってその場で待機する。
侵入に気づいた連邦軍が反撃、ザクと戦闘が行なわれる。このとき、ガンダムの操縦マニュアルを持っていた地球連邦軍の士官とその運転手が乗るジープが流れ弾のミサイルによって吹き飛ばされ、2名が死亡する。このマニュアルがアムロという少年のもとに飛来し、アムロはそれを手にしてガンダムに乗り込むことで、ストーリーが展開し始める。
さて、次々に人が死んでいく。
連邦軍の機銃兵2名が、ジオン軍のジーン伍長が操縦するザクに殺される。
そして大量虐殺が起こる。
戦闘から逃れようとしていたフラウ・ボウの家族ら20名が流れ弾の爆発に巻き込まれて亡くなる。なぜ20名とわかるかと言えば、画面を静止画にして、倒れている人数を数えたからだ。なお、フラウ・ボウは、アムロのもとに駆け寄り始めていたことが幸いし、難を逃れている。これにて、少女であるフラウ・ボウにも戦う理由ができたわけだ。その戦う理由をつくるために、この20名は犠牲になったと思われる。アーメン。
その後、ジオン軍のデニム曹長が操るザクの銃撃により、地球連邦軍兵士4名が殺害される。
さてさて、いよいよアムロ・レイ操るガンダムの登場である。マニュアルを見ながら、アムロは、ガンダムを立ち上がらせることに成功する。とはいえ、ヨチヨチ歩きの状態だ。それを見たジーン伍長のザクが襲い掛かるが、ガンダムが持つポテンシャルの高さのおかげで、アムロはこの難を切り抜ける。
ここでジーン伍長が操るザクが、ガンダムのビームサーベルにより撃破される。
その後、
スレンダー軍曹はサイド7から脱出。そのスレンダーを援護するため、離れたところで待機していたジオン軍のムサイ級軽巡洋艦がミサイルを発射し、その爆発に巻き込まれて、地球連邦軍兵士2名が死ぬ。
これにて、第1話が終了する。
死者数をまとめると、以下のようになる。
見方は、死者・・・殺人者/殺害方法 である。
【確定死者数】
ガンダムの操縦マニュアルを持っていた地球連邦軍の士官とその運転手・・・不明/流れ弾のミサイル
フラウ・ボウの家族ら20名の民間人・・・不明/流れ弾のミサイル
地球連邦軍の兵士4名・・・ジオン軍のデニム曹長が操縦していると思われるザク/銃撃
ジオン軍のジーン伍長・・・アムロ・レイ/ガンダムのビームサーベル
ジオン軍のデニム曹長・・・アムロ・レイ/ガンダムのビームサーベル
地球連邦軍の兵士2名・・・ジオン軍の軽巡洋艦ムサイ/ミサイル攻撃
―――――――――――――――――――――――
【計32名】 + 総人口の半分
この物語を成立させるために、多くの人が殺された。
第2話はこちら ↓
機動戦士ガンダム第2話『ガンダム破壊命令』で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター2) - 死者メーター