機動戦士ガンダム第2話『ガンダム破壊命令』で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター2)
人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。
古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。
これは、その数をカウントし、死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。
その名も「死者メーター」。
今回は、『機動戦士ガンダム第2話:ガンダム破壊命令』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。
第1話はこちら↓
死者メーター1:機動戦士ガンダム第1話『ガンダム、大地に立つ』 - 死者メーター
目次
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【あらすじ】
侵入したジオン軍のザクとの戦闘勃発により、連邦軍の大型戦艦ホワイトベースでは、正規軍人の大半が死傷。生き残った民間人の少年少女たちが協力してコロニー「サイド7」を脱出するための準備を進めていた。そうした中、ジオン軍のシャア・アズナブル少佐は、連邦軍の新型モビルスーツ・ガンダムの機密を手に入れるべく、自らサイド7へ潜入する・・・。
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【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】
この第2話では、リュウ・ホセイやらセイラ・マスやらミライ・ヤシマやら、ファーストガンダムを彩る主要キャラクターが続々と登場する。
さて、冒頭でいきなり人が死ぬ。
ジオン軍のムサイ級軽巡洋艦に対し、ミサイルで対抗しようとしていた連邦軍兵士が、「民間人でもいいんだ。回してくれ!」と叫んだ直後に、ムサイから放たれたミサイルを喰らって2名が死亡する。
この後、しばらくのあいだ犠牲者が出ない。
ガンダムを操るアムロがフラウ・ボウなどの避難民をホワイトベースに誘導する中、ホワイトベース艦長のパオロがジオンのミサイル攻撃で重症を負う。正規軍人の多くも被害を受けており、一介の訓練兵に過ぎなかったブライト・ノアやその他の民間人の手でホワイトベースを操船し、サイド7から脱出するプランがパオロ艦長から提案される。
その後、ガンダムを操っていたのが年端もゆかぬ少年のアムロ・レイであることが判明。ブライトは驚愕し、コクピットから降ろそうとするも、(懐が深いというか深すぎる)パオロ艦長はアムロにガンダムを一任する。
その頃、ジオン軍のシャア・アズナブル少佐は、サイド7への侵入を企てていた。
医者の卵であるセイラ・マスは、パオロ艦長の命令で、逃げ遅れた民間人を捜索するため、港からコロニー内に戻った。そこでジオン軍のシャアと鉢合わせに。お互いに、「兄(妹)に似ている」と認識するも、アムロのガンダムが登場して別れることに。
セイラの元を離れたシャアはホワイトベースが停泊する港へ侵入し、偵察を試みるも乗組員の抵抗を受けて撤退する。裸同然に等しいノーマルスーツ(簡易的な宇宙服)のみを着用して宇宙空間を逃げるジオンの兵士らを、アムロはガンダムで追撃する。
ムサイから射出されたザクに乗り込むシャア少佐とスレンダー軍曹。2機がガンダムに応戦する。援護のため、リュウ・ホセイがコアファイターで出撃。パオロ艦長はシャアが操る赤いザクを見て「赤い彗星のシャアだ」と畏怖し、「逃げろ!」と指示する。シャア専用ザクの素早い動きにアムロは翻弄されるが、その最中、スレンダー軍曹搭乗のザクを撃滅する。
ガンダムの火力の凄まじさに驚いたシャアは撤退。ブリッジに戻ったアムロ(初めての戦闘で初めて人を殺した少年に過ぎないのに)を、ブライト少尉は「戦いはもっと有効に行なえ」と叱責する。大量の避難民を乗せたホワイトベースはサイド7を出港し、連邦軍が拠点を構える小惑星「ルナ・ツー」を目指す。
というところで、第2話は終了。
死者数をまとめると、以下のようになる。
【確定死者数】
ジオン軍のザク搭乗員スレンダー・・・アムロ・レイ/ガンダムのビームライフル
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【計3名】
たった3人(などと言ってはいけないが)だが、
この物語を成立させるために、今日も人が殺された。
第3話はこちら ↓
機動戦士ガンダム第3話「敵の補給艦を叩け!」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター3) - 死者メーター
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