死者メーター

物語の中で死んだ人々の数をカウントしていく、ただそれだけのゆるいブログです

機動戦士ガンダム第15話「ククルス・ドアンの島」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター17)

人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。

 

古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。これは、その数をカウントし、名も無き死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。その名も「死者メーター」。

 

今回は『機動戦士ガンダム第15話:ククルス・ドアンの島』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。

 

第1話はこちら ↓

機動戦士ガンダム第1話『ガンダム、大地に立つ』で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター1) - 死者メーター

 

 

目次

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【あらすじ】

 ホワイトベースは、連邦空軍の救難信号を受信した。コアファイターで発信源へ向かったアムロは、ある島の浜辺で、不時着している戦闘機を発見する。着陸して調査を開始するアムロの目の前に、突如としてザクが現れる──。

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【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】

 ガンダムの空中換装訓練を実施しているホワイトベースに、連邦空軍の緊急信号が飛び込んでくる。発信元は、ポイント305地点であることが判明。ブライトは、訓練中のアムロに「コアファイターで確認してきてくれ」と命じ、アムロは当該地点へ向かう。

ポイント305地点へ向かったアムロは、ひとつの島を発見。上空から島を観察すると、浜辺に戦闘機が一機横たわっていた。島に降り立ったアムロは、戦闘機の座席に縛り付けられた2名の連邦軍兵士を発見する。どちらも重傷を負っているが、生きているようだ。コクピットから2人を救い出したアムロは手当を施すが、うち一人は息絶えるアムロは、この島の異常性を訝る。兵士を生かしまま放置し、戦闘機の武器だけが持ち去られていたからだ。

 

そのとき、どこからともなく、アムロめがけて大量の石が投げつけられる。負傷した兵士を抱え、戦闘機の影に身を隠すアムロ。ここで、もう一人の連邦軍兵士が息絶える。銃を抜き、石が飛んでくる方向へ走り出したアムロは、子ども3名を発見する。子どもたちは火をつけた松明をアムロ目がけて投げながら、「帰れ!」「出ていけ」と口々に叫ぶ。

 

たまらず退散するアムロコアファイターに乗り込もうとした瞬間、「やめろ!」という大きな声が響き、ザクⅡが一機現れた。「しまった」と唇を噛むアムロ。ザクⅡを見た子どもたちは「わーい、ドアンだ」と笑いながらザクに近寄り、手の平の上に乗って戯れる。するとザクが「君と戦う気はない。武器を置いていってくれ」と、アムロに伝える。

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アムロは従わず、コアファイターを発進させて、ザクⅡに攻撃をしかける。しかし返り討ちに遭って海に墜落、アムロは気を失った。

 

目を覚ましたアムロは、自分がベッドに寝かされていることに気づいた。ベッドから起き出し、小屋の外に出たアムロは、一人の美少女と出会う。名をロランといった。ロランによれば、この場所はククルス・ドアンとその子どもたちの家であるという。

裏の畑でドアンと対面したアムロコアファイターは、ドアンが島のどこかに隠したらしい。反発を覚えたアムロは、「自分で探し出す」と言い残して、島の探索に出かけた。島中を探し回ってもコアファイターを見つけられないアムロ、夕方になり浜辺で寝そべっていると、ロランが現れた。ロランは「ドアンは、悪い人ではない」と言う。

 

ホワイトベースでは、ブライトやフラウ・ボゥらが行方をくらましたアムロの身を案じていた。その夜、悪夢にうなされたドアンはベッドから起き出す。

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一夜明け、ホワイトベースのレーダーが、ポイント305地点へ向かう飛行物体を捉えた。リュウコアファイターで先行発進し、ホワイトベースもその後に続く。島では、再び子どもたちがアムロ目がけて石を投げ始め、「出ていけ」を連呼する。

 

そのとき、戦闘機ドップの両翼につかまる形で空を移動してきたザクが現れ、信じがたいことに、軍服も何も来ておらず民間人にしか見えないアムロとそばにいた子どもたちに対し、銃撃を加えてくる。「逃げろ」と叫ぶアムロ。ドアンの小屋にたどり着き、ドアンおよびロランと合流するも、そこへザクが現れ、小屋を粉々に吹き飛ばす。「コアファイターを返せ」と要求するアムロ、ドアンは「ついて来い」と言い、走り出す。

 

そこへ、リュウ搭乗のコアファイターが到着。アムロとドアンは、滝裏に隠してあったコアファイターとザクⅡで出撃、ジオン軍のザクと交戦する。アムロは、リュウに「ひとつのザクは、こちらの味方です」と伝える。そこへホワイトベースが到着し、アムロコアファイターガンダムへ換装する。ガンダムで再出撃したアムロは、ドップ1機を撃墜する。

島に降り立ったアムロ、ザクと交戦するドアンの援護を申し出るが、ドアンはそれを断り、「あの子どもたちの親を殺したのは俺だ」と告白して、ザクに飛び掛かる。ここで、ドアンがジオンの脱走兵であることが判明。子どもの親を殺したドアンに対し、ジオン軍は子どもも殺すよう命じたが、それに逆らい、ドアンは子どもを連れて逃げたのだという。そして格闘戦の末、ボディに右ストレートを放ってザクを殲滅した。

 

戦闘終了後、「身体に染みついている戦いのにおいが、敵を引き寄せる。においを消すしかない」とアムロは諭し、ガンダムでザクⅡを海の底深くに沈めた。その様子を見ていたドアン、笑みを浮かべながら、傍らに立つロランに「いい少年だ」と語りかける。

 

というところで、第15話が終了。

今回の死者は以下だ。

見方は、死者──殺害者/殺害方法で、

青時は連邦軍、緑字はジオン軍、それ以外は黒字である。

 

【確定死者数】

連邦軍兵士2名・・・ククルス・ドアン/不明

ドップ搭乗員1名・・・アムロ・レイガンダムビームライフル

ザク搭乗員1名・・・ククルス・ドアン/ザクの右ボディストレート

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【計4名】

 

この物語を成立させるために、今日も人が殺された。

 

第16話はこちら ↓

機動戦士ガンダム第16話「セイラ出撃」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター18) - 死者メーター

 

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