機動戦士ガンダム第20話「死闘! ホワイトベース」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター23)
人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。
古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。これは、その数をカウントし、名も無き死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。その名も「死者メーター」。
今回は『機動戦士ガンダム第20話:死闘! ホワイトベース』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。
第1話はこちら ↓
死者メーター1:機動戦士ガンダム第1話『ガンダム、大地に立つ』 - 死者メーター
目次
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【あらすじ】
グフを失ったランバ・ラルは、ホワイトベースに対し白兵戦を挑む。ホワイトベースへの侵入に成功し、第二ブリッジを占拠したランバ・ラルだったが、かつての主君の娘アルテイシア・ダイクンことセイラに出会い、戦いの中で戦いを忘れてしまう──。
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【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】
連邦軍の一大作戦オデッサ・デイが近づき、ホワイトベース内は緊張した空気に包まれていた。独房入りとなったアムロは相変わらず強情かつ不敵な態度を変えず、リュウは思わずアムロに対し手を上げてしまう。
ブリッジでは、ブライトやカイ、ハヤト、リュウら主だった面々がアムロについて話していた。ブライトは、ガンダムを手土産にジオンに投降できたにもかかわらずそれをしなかったアムロを理解しようと努めていた。
アムロを評価するかのようなブライトの態度に、ハヤトやカイらは反感を覚える。苛立ちを募らせたカイ、ハヤト、ハワード、マクシミリアンの4名は、バギーに乗り込みホワイトベースを脱走した。セイラから連絡を受けたリュウは、彼らの自分勝手な行動に憤りながら、バギーで4人の後を追う。
一方、ランバ・ラルの部隊は、荒野でマ・クベからのモビルスーツ補給を、首を長くして待っていた。そこへ、ジオンの飛行艇が到着。しかしモビルスーツの姿は見当たらない。補給をあてにできなくなったランバ・ラルは、ゲリラ戦法でホワイトベースの撃破を目論む。ランバ・ラルは、ギャロップの指揮をハモンに任せ、自らは部下を率いてキュイでホワイトベースを挟み撃ちにする作戦を立案する。
脱走したハヤトらに追いついたリュウは、カイを殴る。そのときカイらは、近くにギャロップのエンジン音を認める。リュウはカイらに対し「戻るか戻らないかは、お前たちの良心に聞け」と言い残し、慌ててホワイトベースに戻る。「仕方ない」と言って、カイらもホワイトベースに戻った。
ついにランバ・ラル隊とホワイトベースの戦闘が始まる。セイラがガンダムで出撃し、ザクに応戦する。ブライトはアムロを独房から出すよう指示し、アムロに左舷の機銃を担当させる。ホワイトベースの背後から、ランバ・ラルらが乗る白兵戦用のキュイが迫っていた。セイラは苦戦するも、ビームライフルでザクの頭部を貫き戦闘不能にする。パイロットが死んだかどうか定かではないが、ガンダム搭乗時のセイラ初手柄ということで、ザク搭乗員には悪いが、死者1名をカウントしたいと思う。
ランバ・ラルの目的がホワイトベースの乗っ取りであることに気づいたブライトらは、白兵戦に備える。アムロも機銃座を離れ、白兵戦へ。ランバ・ラルはジェットパックでキュイを離れ、ホワイトベースへ向かう。このとき、ランバ・ラル隊の部下1名がホワイトベースからの銃撃を受けて吹っ飛ぶ。そして、相当数のランバ・ラル隊隊員がホワイトベースにとりつくことに成功する。
いよいよ白兵戦がスタート。最初に、長髪のホワイトベース乗組員が一人射殺される。ホワイトベースも負けじと反撃、ランバ・ラルの後ろにいたジオン兵1名を射殺する。さらに、ハッチを守っていたホワイトベース乗組員が射殺されるが、その代償として、ランバ・ラル隊隊員も1名射殺される。
次に、ジオン兵が78番ハッチの中に手榴弾を投げ込むと、爆発音とともに「うわーっ」という叫び声が上がる。ホワイトベース乗組員1名が犠牲になったと思われる。結果、78番ハッチが突破され、ジオン兵が船内に侵入、応戦しようとしたホワイトベース乗組員1名が射殺される。ハッチが突破されたことを知ったアムロは「なにー」と声を上げつつ、デッキ上にいたジオン兵1名を射殺する。
ランバ・ラルは部下1名とともにホワイトベースへの侵入に成功。通路でフラウ・ボゥと鉢合わせになるが、情けからフラウ・ボゥを見逃す。フラウ・ボゥはランバ・ラルを見て、砂漠の街のレストランで出会った人物だと気づく。
アムロは、侵入したジオン兵と通路で格闘戦を繰り広げる。頭の中に、かつてランバ・ラルが放った「モビルスーツの性能のおかげで勝てたのだ」という声が響く。そこへブライトが現れ、ジオン兵を拳銃で射殺する。ブライトは「セイラに代わってガンダムを操縦し、第二ブリッジの敵をガンダムで撃退しろ」と命じる。
数人の部下とエレベーターで移動するランバ・ラル。扉が開くと同時に手榴弾を投げ、爆発でホワイトベース乗組員1名が死亡する。
第二ブリッジに到着したランバ・ラル。そこへ、セイラ・マスが飛び込んでくる。鉢合わせになり、お互いの顔を視認した2人。セイラを見て、ランバ・ラルは驚愕する。ランバ・ラルは、目の前にいる女性が、かつて自分が仕えたジオン・ダイクンの娘アルテイシアであることに気づき、「ジンバ・ラルの息子、ランバ・ラルです」と名乗る。セイラもランバ・ラルを思い出し、「私と知りながら、なぜ銃を向ける」と言い放つ。その言を聞き、ランバ・ラルは思わず立ちすくむ。それが命取りになり、現れたリュウ・ホセイのマシンガンで、ランバ・ラルは被弾する。ランバ・ラルが反撃し、リュウも重傷を負う。
負傷したランバ・ラルは第二ブリッジに入り、扉をロックする。それを見たブライトは、アムロに「第二ブリッジを破壊しろ」と命じる。
ランバ・ラルは部下2名に作戦の失敗を告げ、速やかな撤退を命じた後、ギャロップのハモンに連絡。彼女に別れを告げるや否や、ガンダムの攻撃により第二ブリッジが爆破され、ランバ・ラル隊隊員2名が死亡する。
吹っ飛ばされたものの、ランバ・ラルはまだ生きていた。ヨロヨロと立ち上がり、爆破でできた穴から第二ブリッジ内を覗きこむガンダムのほうへ向かって歩いていく。そこへ、ブライトらが入室。後ろを振り返ったランバ・ラルは「兵士の最後よく見ておけ」と言い放ち、手榴弾を抱えたままブリッジから飛び降り空中で四散する。
そこへハモンが指揮するギャラップが現れ、ホワイトベースを攻撃。「ランバ・ラルが死んぞ!」と叫びながら、アムロはビームジャベリンを投げつけ、ギャロップは大破する。その直前、ハモンはブリッジを射出して逃げ延びる。
というところで、第20話が終了。
今回の死者は以下だ。
【確定死者数】
ランバ・ラル隊のザク搭乗員ギーン──セイラ・マス/ガンダムのビームライフル
長髪のホワイトベース乗組員1名──不明/銃撃
ランバ・ラル隊の部下1名──不明/ホワイトベース乗組員の銃撃により
ハッチを守っていたホワイトベース乗組員1名──不明/銃撃
ランバ・ラル隊隊員1名──不明/銃撃
78番ハッチを守っていたホワイトベース乗組員1名──不明/手榴弾
ホワイトベース乗組員1名──不明/射殺
ランバ・ラル隊隊員2名──アムロ・レイ/ガンダムによるホワイトベース第二ブリッジの爆破により
ランバ・ラル──自爆/手榴弾を抱えてホワイトベースの第二ブリッジから飛び降り四散
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【計14名】
この物語を成立させるために、今日も人が殺された。
第21話はこちら ↓
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