死者メーター

物語の中で死んだ人々の数をカウントしていく、ただそれだけのゆるいブログです

機動戦士ガンダム第32話「強行突破作戦」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター38)

人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。

 

古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。これは、その数をカウントし、名も無き死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。その名も「死者メーター」。

 

今回は『機動戦士ガンダム第32話:強行突破作戦』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。

 

第1話はこちら ↓

死者メーター1:機動戦士ガンダム第1話『ガンダム、大地に立つ』 - 死者メーター

 

目次

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

【あらすじ】

 ザンジバルの攻撃をかわしたのも束の間、シャアのかつての副官であるドレン大尉率いるムサイ級巡洋艦3隻がホワイトベースの行く手を阻む。背後からシャアのザンジバルが迫る中、ブライトは強行突破を指示。激しい戦闘が繰り広げられる。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】

ザンジバルの攻撃をかわしたホワイトベースに、ジオンの新型モビルアーマーザクレロが迫る。ホワイトベースはハヤトのガンタンクを出撃させて対応する。

 

ハロプラ ザクレロハロ

ハロプラ ザクレロハロ

  • 発売日: 2019/12/07
  • メディア: 付属品
 

ザクレロに搭乗しているのは、ジオンのデミトリ曹長だ。デミトリーは、第31話でビグロに搭乗し、ガンダムに沈められたトクワンの仇討ちのため、指揮官であるシャアの命令に背く形で単騎出撃していた。報告を聞き、シャアは苛立つ。

 

ハヤトはザクレロに苦戦していた。ホワイトベースからガンダムモビルアーマーモード(下半身がGパーツB)で出撃する。アムロは、ザクレロをいとも簡単に沈めてしまう

 

シャアはホワイトベースを挟み撃ちにするため、近くの宙域にムサイ3隻を展開していたかつての部下、ドレン大尉に連絡を取り、ホワイトベースの頭を抑えてくれと要請、自らが乗るザンジバルをドレン隊がいる宙域に向かわせる。ホワイトベースはムサイ3隻の接近をキャッチ、ブライトは強行突破を指示する。そして戦闘が始まった。

 

ドレンはリックドム6機を出撃させる。ホワイトベースは、ハヤトのガンタンク、カイのガンキャノン、そしてスレッガーのGアーマー、セイラのGファイターを出撃させた。シャアはドレン隊を支援すべく、最大船速で戦闘空域を目指す。ちょうどこのころ、ジャブローを発したテアンム艦隊が大気圏を突破し、ルナツーに向かっていた。

 

モビルスーツ戦では、最初にカイがリックドム1機を撃滅する。さらにセイラが、一発のビーム砲で直線状に並んでいたリックドム2機をいっきに片付ける。ドレンはムサイ3隻でホワイトベースに集中攻撃をかける。ブライトは敵モビルスーツを無視して、ムサイへの集中攻撃を指示。ホワイトベースから、ようやくアムロガンダムで出撃した。

 

この後、ホワイトベースの主砲が直撃したことにより、ムサイ級軽巡洋艦トクメルが沈む。さて、ムサイにはいったい何人が乗船しているのか。公式に乗員数が設定されているわけではないが、そもそもが軽巡洋艦だし、宇宙戦艦の場合、酸素等の問題で、大人数を乗船させることはできないはずとの推測から、ここは乗員200名としておく。

 

ドレンは、ホワイトベースにムサイの砲撃を浴びせるため、リックドムの後退を命じる。ブライトは左に展開していたムサイへの集中攻撃を指示した。ブリッジにいたドレン大尉に対し、リックドム搭乗のウラシーがガラス越しに「ガンダムが見当たらない」と伝える。直後、ウラシーのリックドムは流れ弾のミサイルに当たって沈んだガンダム行方不明の報告を聞き、ドレン大尉は激しく動揺し、冷や汗を掻く。

 

そのとき、レーダーが真上方向から高熱源体の接近を捉えた。それこそがガンダムだった。ガンダムはムサイ級軽巡洋艦スワメルを、単騎で難なく沈めてしまう。次に、アムロはドレン大尉乗艦のキャメルを急襲、ビームサーベルでブリッジを切り裂き、ドレン大尉および士官2名が宇宙空間に吸い出されて死亡した。さらにアムロは、リックドム1機を仕留める。そして、ビームジャベリンをキャメルに投げつけ破壊、残された乗員197名が死亡した。

 

かくして戦闘は終結し、ドレン隊は全滅。ホワイトベースの見事な戦いぶりに、シャアは驚きを禁じ得なかった。

 

ホワイトベースは戦闘により少なからず損傷。その状態でザンジバルと再度戦っても勝機が薄いと判断したブライトは、ザンジバルとの接触を避けるため、戦争に加担していない中立スペースコロニーのサイド6へ向かうよう指示した。指示を聞き、何か気になることでもあるのか、ミライは不安げな表情を見せる。

 

というところで、第32話が終了。

今回の死者は以下だ。

見方は、死者──殺害者/殺害方法 である。

 

【確定死者数】

ザクレロ搭乗員デミトリ曹長──アムロ・レイガンダムビームサーベル

リックドム搭乗員1名──カイ・シデンガンキャノンビームライフル

リックドム搭乗員1名──セイラ・マスGファイターのビーム

リックドム搭乗員1名──セイラ・マスGファイターのビーム

ムサイ級軽巡洋艦トクメル乗員200名──不明/ホワイトベースの主砲

リックドム搭乗員ウラシー──不明/流れ弾のミサイル

ムサイ級軽巡洋艦スワメル乗員200名──アムロ・レイガンダムビームライフル

ドレン大尉──アムロ・レイガンダムビームサーベルでブリッジを切り裂かれ、生身で宇宙空間に放り出されてほぼ即死

キャメルのブリッジにいたジオン軍士官2名──上に同じ

リックドム搭乗員1名──アムロ・レイガンダムの二刀流ビームサーベル

ムサイ級軽巡洋艦キャメル乗員197名──アムロ・レイガンダムのビームジャベリン)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

【計606名】

 

この物語を成立させるために、今日も人が殺された。

機動戦士ガンダムDVD-BOX 1

機動戦士ガンダムDVD-BOX 1

  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD
 
機動戦士ガンダムDVD-BOX 2

機動戦士ガンダムDVD-BOX 2

  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD