死者メーター

物語の中で死んだ人々の数をカウントしていく、ただそれだけのゆるいブログです

機動戦士ガンダム第17話「アムロ脱走」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター19)

人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。

 

古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。これは、その数をカウントし、名も無き死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。その名も「死者メーター」。

 

今回は『機動戦士ガンダム第17話:アムロ脱走』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。

 

第1話はこちら ↓

機動戦士ガンダム第1話『ガンダム、大地に立つ』で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター1) - 死者メーター 

 

目次

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【あらすじ】

 「ガンダムで出撃しろ」というブライトの命令に背き、ガンタンクで出撃したアムロ。そこへランバ・ラル隊が現れ、アムロは危機に陥る。戦闘終了後、命令に背いたアムロをブライトは叱責し、アムロガンダムパイロットから解任することを考える。傷ついたアムロガンダムを奪い、ホワイトベースを脱走した──。

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【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】

 昼は、ガンダムの換装訓練、夜は、手に入れたザク(コズン・グラハム少尉が操縦していたもの)のデータから戦闘シミュレーションの作成に明け暮れるアムロ。一方、ブライトらは、(16話で捕虜にした)ジオン軍のコズン・グラハム少尉を尋問していた。

 

そのコズン・グラハムが乗っていたザクを失ったランバ・ラル隊では、新たにザク1機の補給を受けた。作戦への疑問を呈するハモンに対し、ランバ・ラルは「ガルマさまのかたき討ちというザビ家の私怨に基づく作戦に違いないが、武功を立てれば昇進し、部下の生活も良くなる」と、理解を促す。

 

ホワイトベースでは、コズン・グラハムが、隠し持っていた小型爆弾で牢のカギを破壊し脱走。途中、セイラが監禁されている牢に立ち寄り、「ジオンの人間だな。連れて行ってやる」と声をかけるが、セイラは拒否し、大声でコズン・グラハムの脱走を伝える。慌てて走り出すコズン。そのとき、前方にあるジオン軍の基地から、ホワイトベース目がけてミサイルが発射される。ブライトはアムロガンダムでの出撃を命じるが、アムロは慢心から、独断でガンタンクに乗機を変更して出撃する。

ガンダムカードビルダー MED005 RX-75 ガンタンク
 

リュウからの連絡でコズンの脱走を知ったブライトは、セイラを独房から解放して、捕虜の追跡を任せる。コズンは通信室に侵入し、ランバ・ラル隊との連絡を試みる。アムロとハヤトは、ガンタンクで鉱山基地に激しい砲火を浴びせていた。敵指揮官は、「戦略的に意味のないこの基地を、なぜ攻撃する?」と憤る。そこへ、ランバ・ラル隊から支援の連絡が入る。その後、歩哨と思われる兵がガンタンクの砲撃で死亡する。

 

ホワイトベースのレーダーがギャロップの接近を捉えた。それを受け、リュウコアファイターで、カイがガンキャノンで出撃する。鉱山基地を攻撃していたアムロらの前に、マ・クベが支援に寄越したドップの編隊が現れる。ガンタンクが、ドップを一機撃墜する。そこへランバ・ラルのグフ、そしてザク2機が現れ、アムロは慌てて後退し、カイのガンキャノンが援護に向かう。ホワイトベースも前進し、カイたちを援護する。

その頃、コズンはホワイトベースの第18ハッチに到着、ジェットパックを装着して、外部に脱出しようとしていた。ロックされたドアに、セイラは拳銃を連射するが、ドアはびくともしない。そこへ駆けつけたオムル・ハングがバズーカを放つとドアは破壊され、その爆風に巻き込まれたコズンが吹き飛ばされてホワイトベースから落下、死亡する。

ガンダムカードビルダー CE-0016 オムル・ハング
 

アムロガンダムに換装、再出撃する。グフと交戦するガンキャノンは苦戦し、ヒートロッドを腕に巻きつけられ、電流攻撃を受ける。そこへガンダムビームライフルが一閃、ガンキャノンを解放する。ホワイトベースからの集中攻撃を受けたグフは損傷、ランバ・ラルは後退を余儀なくされる。

 

戦闘終了後、アムロはブライトから独断行動について叱責を受ける。しょんぼりしつつ、アムロはカタパルト脇のコンソールに赴き、戦闘シミュレーションの作成を再開する。疲れから、アムロはそのままウトウトしてしまう。そのすぐ近くに、ブライトとミライが現れ、「アムロガンダムから降ろす」相談をする。ミライはアムロを擁護するが、ブライトは否定する。

 

話声に気づき、目覚めたアムロはその会話を聞いてしまう。傷ついたアムロは走り出し、私服に着替えてホワイトベースを降りようとする。フラウ・ボゥと出会ったアムロは「ブライトが僕を必要ないと言った。止めるな」と叫び、乗り込んだガンダムを発進させ、夜の静寂に消えていった。

 

というところで、第17話が終了。

今回の死者は以下だ。

 

【確定死者数】

 戦略的に意味のないジオン鉱山基地の歩哨1名・・・ハヤト・コバヤシガンタンクのビーム

マ・クベが派遣した支援のドップ搭乗員1名・・・ハヤト・コバヤシガンタンクのビーム砲

コズン・グラハム・・・オムル・ハング/脱走を阻止するためドア越しに放たれたロケット弾

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【計3名】

 

この物語を成立させるために、今日も人が殺された。

 

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