死者メーター

物語の中で死んだ人々の数をカウントしていく、ただそれだけのゆるいブログです

機動戦士ガンダム第25話「オデッサの激戦」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター30)

人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。

 

古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。これは、その数をカウントし、名も無き死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。その名も「死者メーター」。

 

今回は『機動戦士ガンダム第25話:オデッサの激戦』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。

 

第1話はこちら ↓

死者メーター1:機動戦士ガンダム第1話『ガンダム、大地に立つ』 - 死者メーター

目次

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【あらすじ】

ついにオデッサ作戦がスタート。アムロらの活躍でスパイの裏切りが阻止されたことにより、連邦軍マ・クベの防衛ラインを次々と突破し、本陣に迫る。追い込まれたマ・クベは、水素爆弾を使って対抗するという禁じ手を放つ──。

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【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】

チルダ戦死の傷が癒えない中、アムロとセイラは、故・マチルダ中尉が送り届けてくれたGアーマーの慣らし運転に精を出す。マ・クベの本拠地からは、ガイア、オルテガの部隊が出撃した。

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訓練中のGアーマーは、ジオンの前線基地を発見。基地から、何かが離陸するのをアムロは目撃。すわこちらの存在を知られてしまったかと、アムロは急遽Gアーマーの高度を下げた。

 

よく見ると、ジオンの基地から飛びだった飛行物体は、連邦軍の小型連絡機ドラゴンフライだった。訝るアムロとセイラは、ドラゴンフライの尾行を開始する。アムロは、マチルダがスパイの存在を疑っていたことを思い出し、ドラゴンフライに乗っている人物こそスパイではないかと強く疑う。ホワイトベースのブライトらも同意見だった。そのホワイトベースに、ガイアとオルテガのドム2機とドップ編隊が向かってきた。ガンキャノンが迎撃のため出撃する。

ガンダムカードビルダー MEC031 ドラゴンフライ
 

アムロが追っていたドラゴンフライは、連邦軍の大型陸戦艇ビッグトレーに着艦した。Gアーマーも続いて着艦。コクピットから降りたアムロに対し、警備の兵が銃を向けた。ビッグトレーには、マ・クベのスパイであるエルラン中将とジュダックがいた。ドラゴンフライを操縦していたのは、ジュダックである。ジュダックはマ・クベからの伝言をエルラン中将に伝えた。そこへ、アムロが「怪しいやつ」として連行されてくる。

 

アムロは人払いを要請、エルラン中将に対し、ジオン基地から飛び立つドラゴンフライの画像データを提示、ジュダックがスパイである旨を告げる。動揺したエルラン中将は、アムロに銃を向けた。アムロは事の真相を知る。

 

そのとき銃声が鳴り響き、エルラン中将は肩を抑えてその場にうずくまる。ドア越しに話を聞いていた将兵が発砲したのだ。マチルダ中尉の戦死を思い出し激怒するアムロをビッグトレーの将兵がなだめ、すぐホワイトベースに戻るよう指示。Gアーマーはビッグトレーを離れる。

 

いよいよオデッサ作戦が幕を開け、持てる物量をすべてぶつけ合う総力戦が展開される。最初の戦闘により、連邦軍のデプ・ロッグ重爆撃機が撃墜される。続いてジオン軍ザンジバルが被弾するが、撃沈された描写はない。ホワイトベースは、ガイアらの部隊と激しい戦闘を繰り広げる。ホワイトベースの機銃により、ドップ1機が撃墜される。そこへ、Gアーマーが戻ってきた。ガイアのドムと戦いを繰り広げるカイのガンキャノンは善戦していたが、足を負傷する。そこへGアーマーが到着。ガンダムでなければドムを倒すことが難しいと判断したアムロは、Gアーマーからガンダムを切り離した。

 

セイラのGファイターは被弾し、ホワイトベースへ帰還。ガンダムはガイア、オルテガのドム2機と戦闘を繰り広げる。

 

一方、レビル将軍の本隊はマ・クベの防衛ラインをやすやすと突破、マ・クベの本陣に迫っていた。このとき、ジオン軍大型陸戦艇ダブデのほかに、マゼラ・アイン空挺戦車と思われる戦車3体が殲滅されている様子が描写されている。ダブデの乗車定員は不明だが、司令部としての役割も担えるほど大型艇ということもあり、ここでは死者10名としておきたい。

 

敗勢に陥ったことを悟ったマ・クベは、「手を引かねば、水素爆弾を使用する」とレビル将軍を脅迫。レビル将軍は屈せず、部隊を前進させる。このとき、連邦軍61式戦車と思われる戦車4台が破壊されているのが見えるので、死者としてカウントしておきたい。

UCHG 1/35 地球連邦軍61式戦車5型 セモベンテ隊 (機動戦士ガンダム MS IGLOO)
 

一方、アムロはドム1機を屠り、オルテガを戦死させる。そこへブライトから連絡が入り、もしジオンが水素爆弾を発射したら、その上部を切り離して爆発を止めろ、と指示される。戸惑うアムロ。前進を止めない連邦軍を見て、マ・クベはついに水素爆弾を搭載した大型ミサイルを発射する。

ガンダムカードビルダー CZD011 オルテガ(旧絵柄)
 

ミサイルと追うガンダムに、ガイアのドムが攻撃を仕掛けるが、反撃を食らって返り討ちに遭う。ガイアは仇討ちを果たせず、無念のうちに戦死する。ハヤト操縦のGファイターに飛び乗り、ミサイルを追うガンダムビームサーベルで上部を切り裂き、アムロは核爆発を阻止することに成功した。

ガンダムカードビルダー CZ-0016 ガイア

ガンダムカードビルダー CZ-0016 ガイア

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その後、連邦軍マ・クベの鉱物採掘基地に殺到、ここでジオンの見張り兵2名が爆発に巻き込まれて死亡する。戦いは連邦軍の完全勝利に終わり、マ・クベザンジバルで地球を脱出した。

 

というところで、第25話が終了。

今回の死者は以下だ。

 

【確定死者数】

連邦軍のデプ・ロッグ重爆撃機乗員7名──不明/不明

ドップ搭乗員1名──不明/ホワイトベースの機銃により

ジオン軍の陸戦艇ダブデ乗員10名──不明/不明

ジオン軍のマゼラ・アイン空挺戦車3台乗員12名──不明/不明

連邦軍61式戦車4台乗員8名──不明/不明

ドム搭乗員オルテガ──アムロ・レイガンダムビームサーベル

ドム搭乗員ガイア──アムロ・レイガンダムのサーベル

鉱物資源採掘基地の見張り兵2名──不明/ホワイトベースの主砲

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【計42名】

 

この物語を成立させるために、今日も人が殺された。

 

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