死者メーター

物語の中で死んだ人々の数をカウントしていく、ただそれだけのゆるいブログです

機動戦士ガンダム第28話「大西洋、血に染めて」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター34)

人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。

古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。これは、その数をカウントし、名も無き死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。その名も「死者メーター」。

今回は『機動戦士ガンダム第28話:大西洋、血に染めて』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。

 

第1話はこちら ↓

死者メーター1:機動戦士ガンダム第1話『ガンダム、大地に立つ』 - 死者メーター

 

目次

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【あらすじ】

ジオンのスパイであるミハルはホワイトベースへの潜入に成功。カイに発見されるが、事情を察したカイにより匿われる。そこをモビルアーマーのグラブロが急襲。自分が漏らした情報が原因で攻撃を招いたのではと自責の念に駆られたミハルは、カイとともにガンペリーで出撃するが・・・。
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【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】

ホワイトベースは大西洋上を進んでいた。その大西洋に展開していた連邦軍の空母ヒマラヤが、シャアが乗るマッドアングラーの攻撃を受けて沈没する。空母ヒマラヤはロシアのキエフ級航空巡洋艦がモデルらしいので、乗員数1615名を死者としてカウントしておく。

 

シャアのもとへ「スパイを潜入させることに成功した」との連絡が入電。当のスパイであるミハルは、ブライトの部屋に侵入し、デスク周辺を探っていた。そこへカイが現れ、ミハルは慌ててデスクの下に潜り込んでやり過ごそうとするが、敢えなく発見される。カイは事情を察し、ミハルを自室に保護する。途中、アムロにミハルの存在を知られるが、「恋人だ」と説明してやり過ごす。ミハルは、ホワイトベースの目的地が南米であることを知る。

 

そのミハルと接触するため、ベルデ諸島の漁業組合の民間機パイロットに扮したブーン大尉が、ホワイトベースに着艦。艦内トイレから、腕時計式無線機でミハルに連絡をつける。ミハルは、ブーン大尉にホワイトベースが南米に向かっているという情報を伝える。ちょうどそこへ、カイが食事を持って現れる。ミハルの様子から、着艦した民間機がジオンのスパイだとカイは喝破し、ブライトに「撃ち落とせ」と伝えるが一笑に付される。

 

ブーン大尉がもたらした情報により、シャアはホワイトベースが南米に向かっていると知る。攻撃したいのはやまやまだが、シャアは持ち場を離れるわけにはいかなかった。そこでブーン大尉が「モビルアーマーのグラブロを貸してくれ」と要請、シャアは許可する。ブーン大尉はグラブロの巨体に乗り込み、2機のズゴックをけん引して出撃、先行するホワイトベースを追った。

グラブロはすさまじいスピードで海中を進み、あっという間にホワイトベースに追いつき、戦闘となる。ホワイトベースは被弾、ミハルは船内にカツ、レツ、キッカの姿を見い出し、幼い子供が乗船していることに驚く。迎撃のため、アムロとセイラはGアーマーで出撃した。その直後、グラブロのミサイルがホワイトベースのデッキを直撃し、名はわからないがホワイトベースのクルーが「うわー」という叫び声を上げながら吹っ飛ばされ、死亡する。

 

カイは自室へ戻り、ミハルに救命胴衣を手渡す。自分が情報を漏らしたことが原因で攻撃を受けているに違いないと自責の念に駆られたミハルは、「自分も戦う」とカイに直訴する。

 

Gアーマーは、空中でガンダムとGファイターに分離。ガンダムが水中に飛び込むと、ブーン搭乗のグラブロが待ち構えていた。ホワイトベースから、ハヤトがコアファイターで出撃。その直後、ズゴックのミサイルがデッキを直撃し、ホワイトベースのクルー2名が吹き飛ばされて犠牲となる。この攻撃でカタパルトが損傷、コアファイターでの出撃を予定していたカイは急遽、対潜ミサイルを搭載したガンペリーで第3デッキから出撃することになる。

 

走って第3デッキへ向かうカイについていくミハル。一歩も引かない構えのミハルに折れ、カイはミハルを爆撃手としてガンペリーに搭乗させる。

その後、セイラのGファイターがゴダール搭乗のズゴックを撃沈する。一方、水中のガンダムはグラブロに大苦戦していた。ガンペリーで出撃したカイとミハルは、ズゴックに向けてミサイルを2発放つが命中せず。逆に反撃を食らい、損傷する。このとき電気回路が損傷し、コクピットからミサイルの発射操作が不能になる。カタパルトの脇にあるレバーから直接操作できることを聞いたミハルは、すぐにブリッジを出てカタパルトへ。ズゴックをレーダーで捉えたミハルは残りのミサイルをすべて発射。その爆風によってミハルはカタパルトから吹き飛ばされ、大西洋上に落下してしまう・・・。しかしミハルが放ったミサイルは見事にズゴックに命中する。

一方、グラブロはガンダムの足を引きちぎるが、それにより身軽になったガンダムビームサーベルコクピットを貫かれ、ブーン大尉はグラブロととともに海中に没した

 

ホワイトベースに帰還したカイはミハルの死を知り、泣き崩れる・・・。

というところで、第28話が終了。
今回の死者は以下だ。
見方は、死者──殺害者/殺害方法 である。

 

【確定死者数】

空母ヒマラヤ乗員1615名──不明/マッドアングラーの攻撃により
ホワイトベース乗組員1名──ブーン大尉/グラブロのミサイル
ホワイトベース乗組員2名──不明/ズゴックのミサイル
ズゴック搭乗員ゴダール──セイラ・マスGファイターのビーム
ミハル・ラトキエ──なし/爆風で吹き飛ばされ、ガンペリーから大西洋に落下
ズゴック搭乗員1名──ミハル・ラトキエ/ガンペリーのミサイル
グラブロ搭乗員フラナガン・ブーン大尉──アムロ・レイガンダムビームサーベル
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【計1622名】

 

この物語を成立させるために、今日も人が殺された。

 

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