死者メーター

物語の中で死んだ人々の数をカウントしていく、ただそれだけのゆるいブログです

機動戦士ガンダム第33話「コンスコン強襲」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター39)

人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。

 

古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。これは、その数をカウントし、名も無き死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。その名も「死者メーター」。

 

今回は『機動戦士ガンダム第33話:コンスコン強襲』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。

 

第1話はこちら ↓

死者メーター1:機動戦士ガンダム第1話『ガンダム、大地に立つ』 - 死者メーター

 

目次

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【あらすじ】

中立コロニーのサイド6に向かう途中、アムロはジオンの新型モビルアーマーと交戦。それを退けサイド6に入港したホワイトベースの面々は、それぞれ懐かしい人々と再会する。そのホワイトベースを、コンスコン少将率いる艦隊が虎視眈々と狙っていた──。

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【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】

ジオンのドズル・ザビ中将は、ホワイトベースを倒すべく(弟ガルマの敵討ちという意味合いもあった)、ジオンの宇宙攻撃本部ソロモンから、コンスコン少将率いる重巡洋艦チベとムサイ級軽巡洋艦2隻からなる艦隊を送り出した。

 

中立コロニーのサイド6を目指していたホワイトベースでは、アムロらのGアーマーが宙域をパトロールしていた。このときアムロは左方向に機影を発見する。それは、ジオンが「ニュータイプ(直感力が極めて優れた新人類)」専用に開発した新型モビルアーマーブラウ・ブロだった。

1/550 MAN-03 ブラウ・ブロ (機動戦士ガンダム)

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  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

ブラウ・ブロはテスト中に故障を起こし、搭乗していたジオンのシムス中尉らが修理に当たっていた。そこをアムロに発見されたのである。シムス中尉は黙ってやり過ごそうとするも、部下のコワルが焦って発砲してしまったことで、やむなく戦闘を開始する。

 

ブラウ・ブロは、有線式のメガ粒子砲の一部を分離し、機体とは異なる位置から敵機を攻撃できる「オールレンジ攻撃」でGアーマーの意表をつく。アムロとセイラはガンダムとGファイターに換装し、2機でブラウ・ブロに当たる。ブラウ・ブロは故障中だったこともあり、あっさりとガンダムに沈められてしまう。シムス中尉は、機体の右ブロックを分離して脱出に成功した。しかしコワルは戦死している。

 

ホワイトベースがサイド6の空域に入ると、サイド6検察官のカムラン・ブルームがホワイトベースを訪問。ブライトに対し、武器の封印を破った場合には罰金支払い義務が生ずるなどの説明を淡々と行なう。その後、ブライトはカムラン検察官をブリッジに案内。そこでカムランは、旧知のミライと再会する。実は、カムランはミライのフィアンセだったのだ。「入港中」という緊張感が必要な状況にもかかわらず再会を喜び合う2人を、ブライトは軽くたしなめる。

入港後、ミライとカムランは旧交を温めるが、カムランの一方的な態度に話がかみ合わず、ミライは戸惑いを見せる。その様子を見ていたスレッガー中尉は、ミライが口説かれているものと勘違いし、2人の間に割って入って、カムランを軽く小突いてしまう。

 

一方、シャアはコンスコン少将に呼び出され、重巡洋艦チベのブリッジで説教を受けていた。どうやら、コンスコンは、変わり身の早いシャアを快く思っていない様子である。コンスコンは、自分がホワイトベースを叩くから、手並みをよく見ておけとシャアに伝える。

 

サイド6に入港し、ひとときの休息を手に入れたアムロらは、コロニー内の都市へ買い出しに出かけた。買い物を終えてクルマに戻ったところ、アムロは、近くの書店で本を買い求める父テム・レイの姿を見い出す。フラウ・ボゥらを置いて、アムロは本屋に向かって走り出す。

テム・レイはバスに乗り、走り出してしまった。それを追いかけるアムロ。父と再会したアムロは、テム・レイが住んでいるジャンク屋に招かれる。テム・レイは民間人となった今も機械開発に熱中しており、ジオンのモビルスーツの回路を参考に開発した装置をアムロに手渡し、「戦闘力が上がるはずだから、ガンダムにとりつけてみろ」と促す。テム・レイが開発したというその装置は、日々前線で鎬を削っているアムロから見れば、時代遅れのものだった。

 

アムロは地球で「母に会った」と伝えるが、テム・レイは全く関心を示さず、その父の姿を見て激しく落胆したアムロはジャンク屋を出たあと、受け取った回路を道路に投げつけ、涙を流した。

 

ホワイトベースは、先の戦闘で船体を激しく傷めていた。戦争協力になってしまう、との理由から、中立コロニーであるサイド6では修理も補給も受けられない。しかし民間人の商人、ペルガミノが所有する「浮きドック」なら修理が可能とわかり、ホワイトベースは急遽サイド6を出航する。

 

ホワイトベースがサイド6の空域から出たことを察知したコンスコンは、リックドム12機を発進させる。コンスコンはペルガミノの浮きドックを破壊、ホワイトベースはサイド6に引き返す以外に選択がなくなる。

 

浮きドック周辺の宙域では、ガンダムリックドムモビルスーツ戦が繰り広げられる。アムロは、瞬く間に3機のリックドムを撃破する。さらにワイトベースは、ムサイ級軽巡洋艦クワメルを一隻撃沈る。

 

アムロは、さらに3機のリックドムを殲滅。さらに、スレッガー中尉も1機のリックドムを撃破した。続いてカイのガンキャノンが1機、セイラのGファイターが1機を仕留める。そして残る3機をアムロが撃沈た。12機のリックドムが3分以内に全滅したとの知らせを受け、コンスコンは腰を抜かす。ホワイトベース、強すぎる。

 

ホワイトベースは再びサイド6へ。ミライとカムランは再び話し合うが嚙み合わず、ミライは別れを決断、カムランを置いてその場から立ち去る(というか、無重力なので、飛び去るという表現のほうが正しい。

 

というところで、第33話が終了。

今回の死者は以下だ。

見方は、死者──殺害者/殺害方法 である。

 

【確定死者数】

ブラウ・ブロ搭乗員コワル──アムロ・レイガンダムビームライフル

リックドム搭乗員1名──アムロ・レイガンダムビームライフル

リックドム搭乗員1名──アムロ・レイガンダムビームライフル

リックドム搭乗員1名──アムロ・レイガンダムビームライフル

ムサイ級軽巡洋艦クワメル乗員200名──なし/ホワイトベースからの集中砲火

リックドム搭乗員1名──アムロ・レイガンダムビームライフル

リックドム搭乗員1名──アムロ・レイガンダムビームライフル

リックドム搭乗員1名──アムロ・レイガンダムビームライフル

リックドム搭乗員1名──スレッガー・ロウGアーマーのビームキャノン

リックドム搭乗員1名──カイ・シデンガンキャノンビームライフル

リックドム搭乗員1名──セイラ・マスGファイターのビームキャノン

リックドム搭乗員1名──アムロ・レイガンダムビームライフル

リックドム搭乗員1名──アムロ・レイガンダムビームライフル

リックドム搭乗員1名──アムロ・レイガンダムビームサーベル

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【計213名】

 

この物語を成立させるために、今日も人が殺された。 

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