機動戦士ガンダム第31話「ザンジバル、追撃!」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター37)
人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。
古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。これは、その数をカウントし、名も無き死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。その名も「死者メーター」。
今回は『機動戦士ガンダム第31話:ザンジバル、追撃!』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。
第1話はこちら ↓
死者メーター1:機動戦士ガンダム第1話『ガンダム、大地に立つ』 - 死者メーター
目次
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【あらすじ】
ジオンの目を欺くための「囮」として、ジャブローを出港して宇宙へ旅立ったホワイトベース。まんまと引っかかったシャアが、ザンジバルでそれを追う。双方譲らぬ艦隊戦の中、ガンダムはジオンのモビルアーマー・ビグロのパワーとスピードに圧倒される・・・。
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【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】
上層部との会議に参加したブライトとミライは、ホワイトベースはジオンの目を欺くための「囮」として、連邦の主力テアンム艦隊が発進する2時間前にジャブローを単身出港、ルナツーに向かうテアンム艦隊とは逆の方向へ向けて飛び立てという命令が与えられる。このとき、ミライにフィアンセが存在することが明らかとなり、ブライトが動揺した表情を見せる。
ブライトとミライがホワイトベースに戻り、クルーらに出航準備を命じる。そこへ、「典型的な陽気なアメリカ人」という感じのスレッガー・ロウ中尉という人物が登場し、今日付けでホワイトベースに転属になった旨をブライトに伝える。そして夕刻、ホワイトベースはジャブローを出港し、宇宙を目指した。そのホワイトベースを、フラミンゴの大群が見送る。
ホワイトベースを追って、シャアがザンジバルで地球を離れた。ザンジバルには新型モビルアーマーのビグロが搭載されており、シャアはビグロを軸にした作戦について思案にふける。推定コースの算出により、ホワイトベースはキシリアがいる月へ向かっていることが予想されたが、「そんなはずはない」と踏んだシャアは、自分たちが「囮」にまんまと引っかかったことを悟る。シャアは、ホワイトベースへの先制攻撃を決断し、トクワン搭乗のビグロ、そしてリックドム2機を出撃させた。
ザンジバルの接近を探知したホワイトベースは、アムロのGブル、セイラのGスカイイージーを出撃させた。まもなく戦闘が始まる。セイラのGブルイージーは、ビグロのスピードとパワーに圧倒される。投げ飛ばされたGブルイージーはどんどんと高度を下げ、危険な状態に陥る。ホワイトベースからはカイがガンキャノンで出撃し、スレッガー中尉は主砲の砲手に回った。
ビグロに大苦戦するアムロを、ガンキャノンが援護。その隙に、アムロは、地球に向けて落下していたセイラのGスカイイージーを救出してドッキング、それぞれガンダムとGファイターに換装する。
180度回頭してザンジバルと対峙するかっこうとなったホワイトベースは、艦隊戦の準備を急ぐ。ザンジバルも同様だった。シャアの脳裏には、妹のセイラことアルテイシアがホワイトベースに乗船している可能性がよぎり、落ち着かない気持ちになる。
真っすぐに突っ込んでくるザンジバルに恐れをなし、ホワイトベースは回避行動をとり、すれ違いざまに、スレッガーがザンジバルに主砲を浴びせ、命中させる。
モビルスーツ戦では、まずセイラのGファイターがリックドム1機を撃破、ガンダムはビグロに捕獲され、加速度のショックによりアムロは気絶。絶体絶命のピンチを迎えるが、驚異の回復力で意識を取り戻したアムロが、ビームライフルでビグロを殲滅する。もう1機のリックドムは後退、ホワイトベースは束の間の休息を迎えた。
というところで、第31話が終了。
今回の死者は以下だ。
見方は、死者──殺害者/殺害方法 である。
【確定死者数】
リックドム搭乗員1名──セイラ・マス/Gファイターのビーム砲
ビグロ搭乗員トクワン──アムロ・レイ/ガンダムのビームライフル
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【計2名】
(たった2名だが)この物語を成立させるために、今日も人が殺された。
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