死者メーター

物語の中で死んだ人々の数をカウントしていく、ただそれだけのゆるいブログです

映画「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター55)

人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽を激しく発露させる。

 

古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。これは、その数をカウントし、死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。その名も「死者メーター」。

 

今回は、人気SF映画シリーズ『スター・ウォーズ エピソード1  ファントム・メナス』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。

 

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目次

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【あらすじ】

辺境の星ナブーと通商連合との間に、貿易紛争が勃発。調停のための特使として、銀河共和国元老院ジェダイの騎士を現地に派遣した。ところが通商連合はジェダイの抹殺を目論み、密かに準備させていた軍隊をナブーに上陸させ、ナブーのアミダラ女王を捕える。裏で糸を引いていたのは、1000年前に滅んだと言われるシスの暗黒卿だった──。

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【ストーリーの流れ①(ネタバレ注意)】──惑星ナブー

銀河系全域を統治していた銀河共和国では、政治腐敗が蔓延していた。ヌート・ガンレイ総督率いる『通商連合』は、辺境部の星系が設定した貿易関税率に不満を抱き、惑星ナブーの封鎖に踏み切った。ナブーと通称連合の対立が激化する中、銀河共和国元老院のヴァローラム最高議長は事態の収拾を図るため、特使として、ジェダイマスターのクワイ=ガン・ジンとその弟子であるオビ=ワン・ケノービをナブーに派遣した。

クワイ=ガンとオビ=ワンは、ヌート・ガンレイが座乗する船に案内される。特使がジェダイの騎士であることを知ったガンレイは恐怖し、シディアスなる人物に助言を求める。シディアスは、フォースの暗黒面を駆使するシスの暗黒卿ダース・シディアスであり、ヌート・ガンレイ総督を陰で操っていた。シディアス卿はナブーにドロイド軍を上陸させ、特使のジェダイを殺害するよう指示した。

 

ガンレイ総督は部下に命じて、クワイ=ガンらが乗ってきた船を急襲して破壊、船長を含む2名が死亡するクワイ=ガンとオビ=ワンはガンレイ総督が差し向けたバトル・ドロイドに襲撃され、最初の戦闘で8体のドロイドを殲滅している。次の戦闘で6体を仕留める。次から次へと現れるバトル・ドロイドに後退を余儀なくされたクワイガンらは、ナブーを侵略するため出撃しようとしていた通商連合の船に潜り込み、旗艦を脱出する。通商連合によるナブー侵略が始まり、無数の上陸艇がナブーの各地へ降下した。

 

通商連合の上陸艇に潜んでナブーに降り立ったクワイ=ガンとオビ=ワンは、森の中で、ナブーの原住民族グンガンのジャー・ジャー・ビンクスと出会う。ジャー・ジャーの案内で、2人はグンガン族が住まう水中都市へ向かった。

パオンガ湖の水底にあるグンガン族の都市オート・グンガに到着したクワイ=ガンらは、族長のボス・ナスと対面する。クワイ=ガンは、ナブーのアミダラ女王のもとに赴き、侵略の危機が迫っていることを一刻も早く知らせるべきとボス・ナスに説くが、グンガンとナブーは軽度の対立関係にあったため、ボス・ナスは要請を拒んだ。協力に消極的ではあったが、ボス・ナスはクワイ=ガンたちに「ボンゴ」という名の乗り物を貸し出した。クワイ=ガンらは、ボンゴでナブーを目指すことに。聞けば、首都シードまでの最短コースは、惑星の核を通るコースだという。その道案内役として、ジャー・ジャーが抜擢される。

ナブーの深海は、弱肉強食の世界だった。ボンゴを襲ったオピー・シー・キラーという体調数十mの生物は、それより巨大なサンド・アクア・モンスターという生物に捕食され、さらに洞窟内に潜んでいたコロ・クロー・フィッシュという巨大生物も、サンド・アクア・モンスターに捕食された。

 

核を通り抜け、ナブーの首都シードに到着したクワイ=ガンとオビ=ワンだったが、ナブーはすでに通商連合に侵略されており、街中をバトル・ドロイドが我が物顔で闊歩していた。アミダラ女王は囚われの身となり、収容所に連行されようとしていた。ナブーに潜入したクワイ=ガンとオビ=ワンは、連行途中のアミダラ女王一行と遭遇、バトル・ドロイド10を倒して、女王以下を自由の身とする。

通商連合によりナブーの通信システムがすべて破壊されたことを知ったクワイ=ガンは、女王をナブーから脱出させ、元老院へ連れていくことにする。メインハンガーへ向かった一行は警備のバトル・ドロイド20体を倒し、ヌビアンで飛び立つ。

 

大気圏を突破して宇宙へ出たヌビアンを、封鎖線を敷いていた通商連合の船が攻撃。ヌビアンは被弾し、シールド発生装置がダメージを受けるが、アストロメク・ドロイド「R2-D2」が緊急補修を行ない、事なきを得る。ヌビアンは封鎖線の突破に成功したが、すぐにパワー不足に陥り、クワイ=ガンは近くにあった辺境の砂漠の星タトゥイーンに立ち寄って燃料の補給と修理を行なうことを決断した。

 

アミダラ女王を取り逃がした旨をガンレイ総督が報告すると、シディアス卿は弟子のシス「ダース・モール」に捜索させると伝える。シス卿が2人いることを知ったガンレイ総督は、恐怖に震えた。

 

 

【ストーリーの流れ②(ネタバレ注意)】──アナキンとの出会い

クワイ=ガン一行を乗せたヌビアンは、タトゥイーンの砂漠に降り立った。街へ偵察に向かうクワイ=ガン、ジャー・ジャー・ビンクスR2-D2に、「パドメ」という名の女王お付きの侍女が同行する。

 

船の中古部品屋を訪れた一行は、そこで働くアナキン・スカイウォーカーという奴隷の少年と出会った。部品屋の店主は、銀河共和国の通貨は受け取れず、クレジットでも売る気はないという。クワイ=ガンは部品屋での部品入手を諦め、ほかの方法を模索する。

 

街に砂嵐が迫っていた。行くあてのないクワイ=ガン一行を、アナキンは自宅に招待する。機械いじりが趣味であるアナキンは、ガラクタを寄せ集めてプロトコル・ドロイド「C-3PO」を自作していた。アナキンは、そのドロイドをパドメに披露する。

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食卓をともにしたクワイ=ガン一行とスカイウォーカー親子。アナキンは、クワイ=ガンがジェダイの騎士であることを見抜いており、クワイ=ガンを驚かせる。アナキンにはウソが通じないと悟ったクワイ=ガンは、重要な使命を帯びてコルサントに向かっているが、船が故障してやむなくタトゥイーンに立ち寄ったこと、修理にはパーツ交換が不可欠だが、購入する資金がないことなど、すべてを打ち明けた。

 

手詰まりに陥ったクワイ=ガン一行に、アナキンの母・シミ・スカイウォーカーからひとつの情報がもたらされる。タトゥイーンでは年に一度、「ブーンタ・イヴ・クラシック」という名のポッドレースが開催されており、大のギャンブル好きである中古部品屋の店主は、そのレースに目がないという。そこに付け込む隙があるのではないかとシミは考えた。しかもレースの賞金は莫大で、優勝賞金は、パーツを買ってもまだお釣りがくるほどの額だという。

 

アナキンはこのレースに出るためのポッドレーサーを自作しており、クワイ=ガン一行を助けるべくシミに出場を懇願するが、シミは「危険すぎるから」と許可しない。レースは時速700㎞を上回るスピードで行なわれるため参加者には強い反射神経が求められ、人間種族には不可能とされていたからだ。クワイ=ガンもシミに同意し、銀河共和国に協力してくれる人物の有無をシミに尋ねたが、彼女は首を横に振った。他にクワイ=ガン一行を助ける手がないことを知ったシミは、アナキンのポッドレース出場を許可した。

 

クワイ=ガン一行がタトゥイーンを脱出できるかどうかは、ポッドレースの結果次第ということになった。出会ったばかりの少年にすべての運命を託すことに、パドメは不満を漏らす。

 

その日の夕方、シミと話したクワイ=ガンは、アナキンにジェダイの素養があると伝える。アナキンのフォースはけた外れで、クワイ=ガンはその強さに驚愕していたのだ。聞けば、シミはひとりでに妊娠し、アナキンを出産したという。

 

夜、ケガをしたアナキンの手当てをしたクワイ=ガンは、アナキンの血液を密かに採取し、ヌビアンにいるオビ=ワンに血液データを送信、ミディ=クロリアン数を調べさせた。この値の大きさに比例して、その人物のフォースも強くなるという。結果は、恐るべきものだった。アナキンのミディ=クロリアンはチャートを大きくはみ出しており、伝説のジェダイマスター「ヨーダ」をも凌ぐ数値だったのだ。

 

【ストーリーの流れ③(ネタバレ注意)】──ポッドレース

その頃、アミダラ女王を捜索していたシスの暗黒卿ダース・モールが、単身タトゥイーンに降り立った。ダース・モールは、3体の探査ドロイドを発進させる。

 

レース当日、中古部品屋の店主は、セブルバという出場者に大金を賭けるとクワイ=ガンに伝える。「なぜだ」とクワイ=ガンが尋ねると、店主は「毎回、セブルバが勝っているからだ」と答える。クワイ=ガンは、店主の賭けを自分が受けると申し出、もし自分(クワイ=ガン)が賭けに勝った場合、アナキンを奴隷の身分から解放する約束を取り付けた。

レース前、アナキンと話したパドメは、アナキンがこれまでにレースで勝ったことがなく、そもそも完走したことさえないと聞き、不安を覚える。パドメの不安をよそに、レースが始まろうとしていた。出走者は、15~16人というところである。グリッドに、ポッドレーサーがずらり勢ぞろいした。人間種族からの参加者は、アナキンのみである。出走直前、密かにセブルバがアナキンのポッドレースに細工を施した。ポッドに乗り込んだアナキンに対し、クワイ=ガンは「考えるな、感じろ」と、ブルース・リーばりのエールを送った。

 

レース主催者であるギャングのジャバ・ザ・ハットの開会宣言後、いよいよレースがスタートする。各ポッドが勢いよく飛び出していく中、セブルバの細工の影響でアナキンのポッドはエンストを余儀なくされる。アナキンはエンジンを再始動してスタートするが、大きく出遅れることになった。

 

レース序盤で、セブルバの体当たりにより1機のポッドが破壊されているが、レーサーが死亡したかどうか不明である。アナキンは、戦闘集団を猛追。洞窟内で、岩に激突して出走者の一人が即死する。

 

レースは2週目に入り、セブルバがトップを快走する。砂漠地帯で、セブルバは後ろを走っていたポッドのエンジンにスパナを投げ込み、大破させる。レーサーは即死したと思われる。また峡谷地帯で、砂漠の強盗と畏れられるタスケン・レイダーの襲撃が発生、1機のポッドが狙撃により破壊され地面に激突して大破、レーサーは死亡したはずだ

レースは、セブルバとアナキンの一騎打ちの様相を呈してきた。ラスト1週に入り、先頭は変わらずセブルバ、そのすぐ後ろにアナキンがつける。セブルバの体当たりで、アナキンのポッドはコースから弾き出されるが、アナキンは驚異的な操縦テクニックでポッドをコースに復帰させると、逆にセブルバの前に出た。

 

しかし、アナキンのポッドにエンジントラブルが発生し、セブルバがトップを奪い返す。アナキンはすぐにトラブルを解決し、セブルバを猛追。アナキンとセブルバのポッドは横並びとなり接触するが、ダメージを負ったのはセブルバのマシンだった。セブルバのポッドは空中分解し、アナキンがトップでゴールへ。アナキンは見事に逆転優勝を飾った。

 

アナキンの活躍で、クワイ=ガン一行はヌビアンのパーツを手に入れることができただけでなく、アナキンを奴隷の身分から解放することに成功した。しかしj自由の身になることができたのはアナキンのみで、シミまで自由にすることはできなかった。クワイ=ガンは、アナキンをジェダイの騎士とするため帯同するとシミに伝える。アナキンは必ずジェダイの騎士となり、いつか助けに来るとシミに約束した。旅支度を整えたアナキンだったが、母親と別れる寂しさから大粒の涙を流す。

 

ヌビアンに戻る途中、クワイ=ガンとアナキンは、ライトセーバーを操る黒ずくめの謎の戦士に襲われる。その戦士こそ、シディアス卿が放った刺客、シスの暗黒卿ダース・モールだった。ライトセーバー戦を繰り広げるクワイ=ガンとダース・モールクワイ=ガンは、オビ=ワンが出航させたヌビアンに飛び乗り、辛くもタトゥイーンを脱出した。

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【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】──惑星コルサント

通商連合の侵略を受け、経済活動がマヒした惑星ナブーでは、国民が飢餓の危機に瀕していた。パドメはヌビアンの通信室をひそかに訪れ、救援を求める知事からのホログラム映像を心配そうな表情で見つめる。

 

クワイ=ガン一行は、銀河共和国の中心地である、全体を都市で覆われた惑星コルサントに到着した。アミダラ女王を、元老院のヴァローラム最高議長、ナブー選出のパルパティーン議員が出迎える。

 

元老院で、祖国の窮状を訴えたアミダラ女王だったが、議会は汚職と腐敗にまみれて機能不全に陥っていた。失望したアミダラ女王は、パルパティーン議員の提案に従い、ヴァローラム最高議長の不信任案を提出し、選挙に望みを託すことにした。議長候補にパルパティーン議員が推されるが、アミダラ女王は選挙の結果を待たずにナブーに戻り、通商連合から母国を取り戻す決意を固める。

 

一方、クワイ=ガンはオビ=ワン伴ってジェダイ評議会を訪れ、タトゥイーンで戦った謎の戦士を「シスの暗黒卿」であると報告。さらにアナキンについて言及し、彼こそ予言に示された「フォースにバランスをもたらす者」だと告げた。クワイ=ガンはオビ=ワンを独り立ちさせてアナキンをパダワン(弟子)に迎えたい意向を示すが、ヨーダをはじめとするジェダイ評議員は、アナキンが齢を取りすぎていることに加え、精神面の脆さを抱えていることを指摘し、ジェダイの騎士になるための訓練を受けさせることに難色を示す。アナキンの処遇は、ペンディングとなった。

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クワイ=ガンとオビ=ワンは、ナブーに戻るアミダラ女王に護衛として付き添うことになった。アナキンやジャー・ジャーも同行、一行は再びヌビアンの人となり、ナブーへ向かった。

 

【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】──ナブーの戦い

ナブーに到着したヌビアンは、郊外の森に着陸した。クワイ=ガンらは、戦っても勝ち目はないと女王を諭すが、アミダラ女王はひとつの策を用意していた。それは、グンガン族に協力を仰ぐことだった。アミダラ女王は、ジャー・ジャーを使いに出すが、グンガンの水中都市はもぬけの殻だった。ジャー・ジャーによれば、トラブルに見舞われたとき、グンガンは「聖なる場所」と呼ばれるところへ避難するという。ジャー・ジャーの案内で、一行は「聖なる場所」へ向かった。

 

「聖なる場所」には、グンガンが集結していた。アミダラ女王が同盟を申し出たとき、後ろに控えていた侍女のパドメが女王の前に出て、話を遮った。パドメこそが本物の女王であり、これまで女王役を務めていた女性は影武者だったという。真相を知ってアナキンは驚き、クワイ=ガンとオビ=ワンは苦笑いを浮かべた。

 

パドメ・アミダラはグンガンのボス・ナスに臣下の礼をとり、協力を依頼した。低姿勢なパドメ・アミダラの態度にボス・ナスは感心し、ともに戦うことを約束した。一方、ナブーを侵略したガンレイ総督らは、アミダラ女王の予想外の行動に戸惑っていた。シディアス卿も不安を感じ、弟子のダース・モールに注意を呼び掛けた。

 

パドメ・アミダラ女王が出した偵察隊の報告によると、国民のほとんどは収容所に収容され、一部の親衛隊が地下に潜って抵抗しているという。パドメ・アミダラ女王は、グンガン軍に囮となるよう要請、グンガン軍が敵の主力を街からおびき出し、その隙に秘密の抜け道から宮殿に侵入してガンレイ総督を逮捕する作戦を立てた。グンガン軍に大量の犠牲が出ることが予想されたが、ボス・ナスは了承した。犠牲を最小限に抑えるため、パイロット隊に軌道上のドロイドコントロール艦を攻撃させ、ドロイドの無力化を図ることとなった。

 

そして、戦いが始まった。

エネルギーシールドなどで武装したグンガン軍は、ナブーの大草原で、通商連合のバトル・ドロイド軍団と相対する。この戦いに、ジャー・ジャーは将軍として参加していた。バトル・ドロイド軍は装甲型強襲用戦車で砲撃を加えるが、グンガン軍のエネルギーシールドに阻まれる。攻撃が通用しないことがわかり、ドロイド軍は大量のバトル・ドロイド歩兵を起動して前進させる。

 

一方、アミダラ女王とクワイ=ガン一行は、手薄になった首都シードに侵入した。最初の砲撃で、バトル・ドロイド4体が吹っ飛ぶ。これを合図に、激しい銃撃戦が開始された。ここで、ナブーの兵士1名が撃たれて死亡しているのが確認できる。さらに、バトル・ドロイド7体が倒される。首都シードで戦いが発生したことに、ガンレイ総督は戸惑いを隠せなかった。

 

アミダラ女王一行はメインハンガーに侵入、このときナブーのパイロット1名とナブー兵2名が犠牲になっている。バトル・ドロイドは計17体が倒されるパイロットたちがスターファイターに乗り込み、続々と出撃していくが、そのとき1機が撃墜され、パイロット1名が戦死している。

大気圏を脱したスターファイターは、ドロイドコントロール艦の攻撃を開始。艦からは迎撃のファイターが出撃、最初の交戦で、(おそらく)2機のスターファイターが失われている

 

大草原では、グンガン軍とバトル・ドロイド歩兵の戦いが始まっていた。最初に7体のバトル・ドロイドが倒され、グンガンにも1人の犠牲が出る。

 

アミダラ女王らはメインハンガーを制圧、そこから玉座の間へ向かう。アナキンはスターファイターコクピットに隠れているようクワイ=ガンから厳命される。玉座の間へ向かおうとした彼らの前に、シスの暗黒卿ダース・モールが立ちはだかる。ダース・モールの相手をクワイ=ガンとオビ=ワンに任せると、アミダラ女王は兵士らを引き連れて、別のルートから玉座の間を目指した。

 

しかし、現れた3体のドロイデカに、アミダラ女王らは行く手を阻まれる。このときの交戦で、兵士2名が斃されている。苦戦するアミダラ女王らを支援すべく、アナキンは乗っていたスターファイターのスイッチを入れ、砲撃。ドロイデカ3体を屠った。アミダラ女王一行は玉座の間へ急行、スターファイターがオートパイロットモードになっていたため、アナキンは出撃して宇宙へ飛び立ってしまう。

 

メインハンガーでは、クワイ=ガン、オビ=ワン、そしてダース・モールの激闘が続いていた。ダース・モールは、ダブル=ブレード・ライトセーバーを駆使して、ジェダイの騎士2人を翻弄する。3人は、戦いの場をエネルギー発生装置施設へと移す。

 

宮殿に侵入したアミダラ女王一行は、待ち構えていたバトル・ドロイドと銃撃戦となる。バトル・ドロイド4体を倒すのと引き換えに、アミダラ女王は兵士2名を失う。大草原では、グンガン、バトル・ドロイド、ドロイデカ入り乱れての大激戦が展開されていた。ここでグンガン4名が倒されているドロイデカ1体、バトル・ドロイドは少なくとも7体(推定)が破壊されているのが確認できる。

 

軌道上では、ドロイドコントロール艦をめぐる攻防が続いていた。ドロイドコントロール艦が張り巡らせたシールドは強力無比で、スターファイターの突破を容易には許さない。そうこうするうちに、スターファイター1機が撃墜される。R2-D2がオートパイロットの解除に成功したため、アナキンのスターファイターも戦いに参加する。

 

宮殿の通路で立ち往生を余儀なくされていたアミダラ女王一行は、そこからの突破を諦め、窓から外壁伝いに玉座の間を目指すことに。このとき、バトル・ドロイド2体を新たに倒している。

 

吹き抜けのエネルギー発生装置施設で戦うジェダイの騎士とシス。戦闘中、オビ=ワンはダース・モールの廻し蹴りを喰らって、2階下の通路に転落する。ダース・モールも、クワイ=ガンの攻撃を受けて1階下へ転落。クワイ=ガンはダース・モールを追って、階下へ飛び降りた。

 

クワイ=ガンはダース・モールと一対一で戦いながら、エネルギー発生室へ移動していく。階下に転落したオビ=ワンは体勢を立て直し、上階にジャンプしてクワイ=ガンのもとへ急いだが、エネルギー発生室と通路を仕切るレーザー隔壁が作動したため、隔壁の向こうで繰り広げられるクワイ=ガンとダース・モールの戦いを傍観することになった。歯ぎしりするオビ=ワン。

 

大草原では、グンガン軍のエネルギーシールド発生装置が破壊されたのを機に、グンガンたちはいっせいに敗走する。このときバトル・ドロイド7体(戦車搭乗ドロイド含む)、グンガン1名が倒されているのが確認できる(ドロイドに関しては、もはや実数は不明だ。倒れ伏しているものは何体も映っている)。そのうちの2体は、ジャー・ジャーが誤って戦場にまき散らしたブーマ・ボールという爆弾で破壊されたものである。

 

しかし押し寄せるバトル・ドロイドの大軍に追い詰められ、包囲されたグンガン軍は降伏、宮殿でも、アミダラ女王以下は無数のバトル・ドロイドおよびドロイデカに囲まれ、降伏を余儀なくされた。また、アナキンのスターファイターは銃撃を受けて一時的にコントロールを失い、偶然にもエネルギーシールドが一時解除されていたドロイドコントロール艦の格納庫に入り込んでしまう。エンストを起こしたアナキンのスターファイター目がけて、無数のバトル・ドロイドが駆け寄ってきた。

 

ナブーのエネルギー発生装置エリアでは、クワイ=ガンがダース・モールに圧倒されていた。そして、弟子のオビ=ワンが見守る前で、クワイ=ガンは隙を突かれてダース・モールに胸をライトセーバーで貫かれる。クワイ=ガンはその場に倒れ伏した。

 

宮殿では、捕えられたアミダラ女王が玉座の間へ連行された。そのとき、別行動をとっていた「偽のアミダラ女王(すなわち影武者)」が突如現れ、2体のバトル・ドロイドを銃撃で倒す。一杯食わされたと勘違いしたガンレイ総督は、影武者を捕えるよう指示。バトル・ドロイドが一斉に影武者に向かって歩き出したが、影武者らの反撃でそのうちの3体が倒される玉座の間が手薄になった隙に乗じて、アミダラ女王はガンレイ総督を護衛していたバトル・ドロイド4体を倒し、玉座の間を制圧。ガンレイ総督を捕えることに成功した。

 

一方、クワイ=ガンを倒されたオビ=ワンは、レーザー隔壁が解除される否や、ダース・モールに怒涛の攻撃を繰り出す。個人的なことを言わせてもらえれば、スター・ウォーズの全ライトセーバー戦の中で、このときのオビ=ワンとダース・モールライトセーバー戦が最も好きである。

 

オビ=ワンはダース・モールライトセーバーを両断することに成功するが、鍔迫り合いの際、ダース・モールが繰り出したフォースパワーにより、背後の溶解炉に転落させられてしまう。オビ=ワンは溶解炉の側壁の突起に捕まり、何とか落下は免れたものの、絶体絶命の危機に陥る。ダース・モールは、そばに落ちていたオビ=ワンのライトセーバーを、数百m下の溶解炉の底へ蹴落とした。

 

軌道上のドロイドコントロール艦の格納庫でスターファイターのエンストに見舞われていたアナキンだったが、エンジンの再始動に成功。ブラスターで2体のバトル・ドロイドを倒した後、エネルギー弾のようなものを発射すると原子炉に命中し、ドロイドコントロール艦はエネルギーシールドを失い、攻撃に対して無防備となる。アナキンがスターファイターで格納庫から脱出する際、6体のバトル・ドロイドが破壊される描写がある。

 

原子炉の破壊が引き起こした誘爆で、ドロイドコントロール艦は木っ端微塵に吹っ飛ぶ。当然、乗艦者は全員死亡である。直前の描写で、指令室のようなところにニモーディアン4名の姿が確認できることから、彼ら4名を死者としてカウントしておく。

 

ドロイドコントロール艦が破壊されたことにより、ナブーの地上に配備されていたドロイドはそのすべてが機能を停止し、戦いは、ナブー・グンガン連合軍の勝利に終わった。

 

一方、オビ=ワンのピンチは続いていた。ダース・モールライトセーバーで溶解炉側壁の縁を斬りつけて火花を発生させ、しがみついているオビ=ワンを脅かす。局面を打開したいオビ=ワンは、倒れたクワイ=ガンの足元に、師匠のライトセーバーが転がっていたことを思い出し、一計を案じる。

 

オビ=ワンはフォースを駆使して飛び上がり、クワイ=ガンのライトセーバーを手元に引き寄せると、油断していたダース・モールを横一文字に切り裂く。真っ二つになったダース・モールは、溶解炉の底へ転落していくのだった。

 

オビ=ワンはすぐにクワイ=ガンのそばに駆け寄るも、すでに手遅れだった。クワイ=ガンは、オビ=ワンにアナキンの訓練を託して息を引き取った

 

通商連合の占領軍はナブーから撤退、ヌート・ガンレイ総督は逮捕され、元老院で事の顛末を説明することになった。アミダラ女王のもとを、元老院最高議長に当選したパルパティーンが訪れ、アミダラ女王とオビ=ワンの活躍を褒めたたえる。そして、アナキンの肩に手を置き、将来を楽しみにしていると語りかけた。

 

ナブーの戦いの後、オビ=ワンは晴れてジェダイの騎士に昇格、クワイ=ガンの遺志を引き継ぎアナキンをパダワン(弟子)にする許可を求めた。ヨーダは渋っていたが、最終的には折れ、ジェダイ評議会のメンバーを説得するとオビ=ワンに約束した。

 

アミダラ女王やボス・ナス、パルパティーン、ジャー・ジャー、ヨーダ、オビ=ワン、そしてアナキンらが見守る中、クワイ=ガンの葬儀が執り行われる。ジェダイ最高の戦士と謳われるメイス・ウィンドゥも参列しており、その場でヨーダとウィンドゥはひとつの懸念を共有した。

 

オビ=ワンが倒した謎の戦士(ダース・モール)はシスの暗黒卿に間違いないが、シスは必ず師匠と弟子が組んで行動する。つまり、シスの暗黒卿はもう一人いるはずだと──。

 

そして、エンドクレジット。

死者数をまとめると以下になる。

見方は、死者・・・殺人者/死因 である。

 

【確定死者数】

宇宙船の船員2名──ヌート・ガンレイ総督/砲撃

ポッドレーサー1名──なし/操縦ミスで岩に激突

ポッドレーサー1名──セブルバ/エンジン大破により、猛スピードで地面に激突

ポッドレーサー1名──タスケン・レイダー/狙撃でエンジン大破、猛スピードで地面に激突

ナブー兵1名──バトル・ドロイド/首都シード攻防戦で銃撃を喰らう

ナブーのパイロット1名──不明/メインハンガーで銃撃を受ける

ナブー兵1名──バトル・ドロイド/メインハンガーで銃撃を喰らう

スターファイター搭乗員1名──不明/出撃時に撃墜される

スターファイター搭乗員2名──不明/通商連合のファイターに撃墜される

グンガン1名──バトル・ドロイド/大草原の戦いにおいて銃殺

ナブー兵2名──ドロイデカ/メインハンガーにおいて銃殺

ナブー兵2名──バトル・ドロイド/宮殿内においてブラスターで撃たれる

グンガン4名──不明/大草原にて、様々な方法で

スターファイター搭乗員1名──不明/ドロイドコントロール艦の砲撃

グンガン1名──不明/戦車の砲撃で吹き飛ぶ

ニモーディアン4名──アナキン・スカイウォーカー/ドロイドコントロール艦の原子炉爆破による誘爆で

クワイ=ガン・ジン──ダース・モールライトセーバーで胸部を貫かれる

ダース・モール──オビ=ワン・ケノービライトセーバーで真っ二つに

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【計28名】+バトル・ドロイド108体+ドロイデカ4体

 

この物語を成立させるために、今日も多くの人が殺された。