機動戦士ガンダム第5話「大気圏突入」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター5)
人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。
古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。これは、その数をカウントし、名も無き死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。その名も「死者メーター」。
今回は、『機動戦士ガンダム第5話:大気圏突入』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。
第1話はこちら↓
死者メーター1:機動戦士ガンダム第1話『ガンダム、大地に立つ』 - 死者メーター
目次
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【あらすじ】
ルナツーを発したホワイトベースは、南米にある連邦軍本部ジャブローを目指し、地球への大気圏突入を敢行。そのタイミングを狙い、ジオン軍のシャアはザク部隊を率いて、ホワイトベースを急襲する──。
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【ストーリーの流れ】
ホワイトベースは南米にある連邦軍本部ジャブローへ向かうことになる。スペースグライダーで一度だけ大気圏突入の経験があるというミライ・ヤシマの操舵で、ホワイトベースは地球の大気圏へ。
一方、シャアは再び補給を受け、新たにザク3機を手に入れる。大気圏突入のタイミングを狙って、シャアはホワイトベースの攻撃に踏み切る。
ルナツーから随伴してきたサラミスの突入カプセルが大気圏に向けて出発、ホワイトベースはそのカプセルについてゆく。そしてついに、戦いの火蓋が切って落とされる。アムロがガンダムで出撃、ムサイからは大気圏突入用のコムサイが発射される。
その最中、ガンダムがバルカン砲でザク1機を撃墜する。バズーカのスペア弾を打ち尽くしたアムロに対し、ホワイトベースから新装備のガンダム・ハンマーが射出され、ガンダムはそれを受け取る。初見時、こんな武器が役に立つのかと疑問に思ったことを付記しておこう。
ついでに言うが、無重力の宇宙空間で、あんなでかくて重そうなハンマーを、ターゲット目掛けて正確に投げつけることなどできるのだろうかと疑問に思ってしまう。物理学者に聞いてみたいもんだ。
さて、連邦軍のリード中尉が搭乗する突入カプセルがザクの攻撃により被弾して戦闘不能に。突入カプセルはホワイトベースに収容された。その間にも、ホワイトベースやガンダムらはどんどん高度を下げていく。
アムロは単独で、シャアザクとノーマルザクの2機を相手にし、ガンダム・ハンマーでコムが搭乗するザクを破壊する。この武器、役に立ちました。
そしてタイムオーバー。これ以上戦闘を続ければ、大気との摩擦熱で機体もろとも燃え尽きる恐れから、シャアはコムサイに退避し、部下のザク搭乗員クラウンにも退避を指示する。しかし、ホワイトベースの攻撃に気を取られていたクラウンはシャアの指示に気づかず、そのまま戦闘を続行、ガンダムと交戦する。そして、アムロとクラウンは帰還可能ポイントを通過してしまい、地球の引力に引かれて真っ逆さまに落ちていく。大気圏を突破する性能を持たないクラウン搭乗のザクは、地球大気との摩擦熱で燃え尽きてしまう。
一方のアムロは、操縦マニュアルから大気圏突破法を見い出し、耐熱フィルムと冷却シフトによって機体温度を低下させることに成功、見事に大気圏を突破するのだった。ガンダムはホワイトベースへ帰還したものの、降りたった北アメリカ大陸はジオン軍の制空権内。大気圏外でホワイトベースを撃滅できない場合は、最低でもホワイトベースの予定進入角度を乱し、進路を変えさせるというシャアの策略は成功することとなった。
というところで第5話が終了。
今回の死者は、以下だ。
【確定死者数】
ジオン軍のザク搭乗員1名・・・アムロ・レイ/ガンダムのバルカン砲
ジオン軍のザク搭乗員コム・・・アムロ・レイ/ガンダムのガンダム・ハンマー
ジオン軍のザク搭乗員クラウン・・・なし/ガンダムとの戦闘中、地球大気との摩擦熱で燃え尽きる
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【計3名】
この物語を成立させるために、今日も多くの人が殺された。
第6話はこちら ↓
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