機動戦士ガンダム第4話「ルナツー脱出作戦」で死んだ人数をカウントしてみた(死者メーター4)
人は物語の中でいとも簡単に人を殺し、それを読んだり鑑たりして、喜怒哀楽の感情を激しく発露させる。
古今東西、物語の中ではいったいどれだけの人々が殺されてきたのか。これは、その数をカウントし、死者に哀悼の念を捧げるためのブログである。その名も「死者メーター」。
今回は、『機動戦士ガンダム第4話:ルナツー脱出作戦』を取り上げ、その死者数のカウントを試みる。
第1話はこちら↓
死者メーター1:機動戦士ガンダム第1話『ガンダム、大地に立つ』 - 死者メーター
目次
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【あらすじ】
ホワイトベース一行はようやくルナツーに到着するも.「軍の最高機密に触れた」という理由で、 味方のはずの連邦軍に捕縛されてしまう. そうした中、シャアがルナツー潜入作戦を決行する──。
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【ストーリーの流れ(ネタバレ注意)】
ルナツーに到着したブライトやアムロらは友軍に捕縛されて幽閉され、ガンダムなどホワイトベース艦載兵器は封印されてしまう。ブライトは「シャアが来たらどうする」と憤るが、ルナツー司令官のワッケインは「シャアのような名だたる戦士がムサイごとき軽巡洋艦でルナツーに挑むはずがない」と一笑に付す。
ワッケインの予想は見事に外れ、シャアはルナツーの攻撃を決断。ノーマルスーツを着用し、部下たちを率いてルナツーへの潜入を試みる。
ここで人が殺される。
整備兵と思われるルナツーの連邦軍兵士2名が、シャアの部下による、信じられないくらい精度の高い射撃によって殺害される。
その後、シャアの部下らが仕掛けた爆弾の爆発で、連邦軍兵士2名が吹き飛ばされる。
ジオンの攻撃を認識したワッケインは、マゼラン級戦艦を急速発進させる。その頃、ブライトやアムロらは幽閉状態から脱して、その他の乗組員と合流、ホワイトベースへ向かう。発進したマゼランは、シャアらが仕掛けた機雷の爆破で操舵不能になり、港の出入口を塞いでしまうかたちとなる。
ブライトたちはホワイトベースに到着。ガンダムの封印を解くアムロらに対し、マゼランから避難してきたワッケイン指令が銃を向け、作業を中止するよう命令する。そこへブライトが割って入り、「反逆罪は覚悟の上です」と命令を突っぱねる。ブライトさん、かっこいい。すると映像回線を通してホワイトベースのパオロ艦長が登場、「彼らに任せろ」とワッケイン指令に助言し、アムロらは出撃が許可される。パオロ艦長、相変わらずの懐の深さだ。
出撃したアムロは、シャアザクを含む3機のザクと交戦状態に。シャアと激しい戦いを繰り広げる中、ビームサーベルでザク1機(マチューかフィックスどちらかが搭乗)を撃滅する。ホワイトベースは、出入口を塞ぐマゼラン級戦艦の熱核反応炉を主砲で攻撃して爆破、排除する。その爆風に巻き込まれ、ザク1機(マチューかフィックスどちらかが搭乗)が沈む。それを見てシャアとムサイは撤退、ホワイトベースはルナツーを出航する。見事な戦果に、ブライトが「艦長、やりましたよ」と後ろを振り返ったとき、パオロ艦長はすでに息を引き取っていた。
パオロ艦長、器が大きくて好きになったが、ストーリー的に不要になったことで抹殺されてしまったと思われる。殺さなくても、負傷による「引退」というかたちでも良かったのではないかという気もするが。
パオロ艦長の宇宙葬の後、ブライトは艦の進路を地球へ向けた。
というところで、第4話は終了。
今回の死者数は、以下だ。
【確定死者数】
ルナツーの地球連邦軍の兵士2名・・・シャアら特殊部隊/機雷の爆発
ジオン軍のザク搭乗員1名・・・アムロ・レイ/ガンダムのビームサーベル
ジオン軍のザク搭乗員1名・・・ワッケイン指令/地球連邦軍のマゼラン級戦艦の爆発に巻き込まれる
ホワイトベース初代艦長パオロ・カシアス・・・不明/戦闘による負傷
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【計7名】
この物語を成立させるために、今日も多くの人が殺された。
第5話はこちら ↓
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